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水瓶

ファンタジーや日々のこと

ぐんまちゃんだぐーんぐーん♪

2015-08-12 17:42:15 | 
ちょっとなつかしい感じの山あいの温泉街。二泊三日で群馬のみなかみ町へ行って来ました。
春のこころ旅で利根川上流の方へ行っていて、いい雰囲気だなあと思ったのと、
グレートトラバースで谷川岳をやった時に、大きい山々がすぐ後ろに連なってる景色がいいなあと思ったので。

水上は7月20日に記録的な豪雨にあい、土砂崩れなどがあったそうです。
谷川岳はもともと天候が急変しやすい、激しい場所ではあるそうなのですが、
ホテルの送迎バスの運転手さんによれば、今までにおぼえがないほどすごい雨だったそうです。
あちこちに工事の人たちがいて、暑い中作業をされていました。
まだ一ヶ月もたたないのに、観光する分には差し支えないぐらいに復旧していました。本当におつかれさまです。。


行ったその日に訪れた諏訪峡。水上といえばラフティング!なんだそうです。まるでラフティング銀座のように次から次へとゴムボートが。
あとバンジージャンプ!………どちらも見るだけでやりませんでしたが、とっても楽しそうでした。
こちらは遊歩道をのんびりお散歩。アップダウンは多少あります。水辺で冷たい水に足をつけてパシャパシャしました。
暑いのに、十秒と足をつけていられないぐらい水が冷たいんですよ…!


二日目には谷川岳へ。天神平へのロープウェイは先日の豪雨の影響で、残念ながらまだ運休していますが、
ロープウェイ駅から一ノ倉沢まではトレッキングできます。
本格登山の向きには物足りないかもですが、私や森のなかまには十分な感じでした。

この写真のすり鉢状に見える所が、谷川岳が「魔の山」などと呼ばれるゆえんの滑落・遭難者の大変多い岩場だそうで、
近くに沢山の慰霊碑がありました。こちらは遠目にのぞむばかりですが。。
ぱっと視野が開けてこの景色が目に入ったとたん、冷たい空気がさーっと顔に当たりました。
夏でも消えない万年雪のせいとは思いますが、思わず手を合わせてしまいました。


三日目に行ったこちら、すごい景色でしょう?
群馬と新潟の県境に連なる谷川岳をもぐって走る上越線の、日本一深いモグラ駅、土合駅(どあいえき)です。
折り返しもなくまっすぐ地上へ向かう階段は、なんと486段…!!
ホームは肌寒いぐらいですが、これが上るほどにむしむしして来ます。途中で休めるようにベンチが何カ所か設けられていました。
まるで映画のようですよね。地下シェルターというか、ゾンビが襲って来そうというか。。
水上駅から二駅ほど。沢山の人がここで下りて、わあと声があがります。この駅はほんと一見の価値あり!
ただし水上から長岡間の電車は本数が少ないので、電車で行かれる場合は時刻表を確認して行かれることをおすすめします。無人駅。
土合駅の近くの国道で土砂崩れもあって大変だったそうですが、こちらも今は復旧して、自動車も通れるようになっています。


三日目の午後は、新幹線上毛高原駅に近い月夜野びーどろパークへ。
観光地にガラス美術館多けれど、ここは大きな工場も見学でき、自分でガラス吹いたり絵付けしたりの体験工房もあり、
美術館は有料(500円)の所もあって、かなり本格的で見応えがありました。二時間じゃ少し物足りなかったかな、という感じ。
写真はピカソデザインのガラスだそうです。作品が本人のサインというぐらいピカソピカソしてますね。ハクショ~ン大魔王♪
しかしガラス作品の展示はライティングが勝負ですね。松島の藤田喬平ガラス美術館もよかったですが、
どちらもかなりお金かけてると思います。見せ方は大事!


というわけで、ひとまずダイジェストでささっと。後でひとつひとつ思い出しながらゆっくり書いてこうと思ってます。
ぐんまちゃんはベーシックなかわいさですね。思わずTシャツも買ってしまいました。ぐーんぐーん。
天神平へのロープウェイが運行できるようになったら、また行きたいなあ、水上。とってもいい所でした。

五色沼探勝路・その4

2015-05-20 08:08:40 | 
松林とサンゴ礁???なんともふしぎな取り合わせの青沼。

五色沼探勝路の続きです。
去年行った時には雨が降っていたので、もう少し白濁した感じだったんですが、
この写真を撮った日は夜中に雨が降った後晴れて、水も澄んで水底がよく見えました。


サンゴのように見えたのは、水草のようです。
生えてる所と生えてない所がくっきり分かれています。生えてない所は岩・・・?


五色沼にアカマツを植林したのは遠藤現夢という人だそうです。
アカマツは不毛の土地によく耐えるフロンティア植物で、フロンティア植物というのは荒れた土地に最初に進出して、
後発の植物が育ちやすい環境を整えてくれる植物のことをいうようです。
アカマツの他にもウルシや杉を植林とあります。ウルシは漆器、杉は木材。
磐梯山噴火後に荒れてしまった土地と人の暮らしをつくり直すことを、よくよく考えたうえでの植林事業だったんですね。
五色沼近辺で温泉に入れるのも、もしかしたらこの人のおかげかも。


こちらは若葉の針葉樹、カラマツ(落葉松ともいうそう)。
カラマツは日本でただ一種類の、落葉する針葉樹なんだそうです。
この木の明るい若葉があちこちで見られました。
宮沢賢治の「小岩井牧場」に「ラリックス、ラリックス」とあるのがカラマツの学名です。
宮沢賢治は舶来物やことば好きだからね。


ふっくらした子どもの手のような、やさしい輪郭のイタヤカエデ。


夏のような陽射しに濃い影の落ちる林道。

青沼から柳沼への途中に遠藤現夢の墓があって、先に行ってた森のなかまが行こうとしたそうなんですが、
道が水につかっていて行けなかったそうです。次は行かなきゃ・・!


探勝路もゴール近くの母沼の水際のようす。
こういう水草の生えてる水際、いいですよね。瀬戸際はやだけど。。

父沼と、あともう一つ弥六沼という沼も近くにあるはずなんですが、少し離れているようで、
国道沿いをちょっとさまよってみたものの場所がわかりませんでした。
猫魔山方面から流れて来た水が、弥六沼→父沼→母沼→柳沼の順に流れているんだそうです。
弥六沼は、植林事業で功績のあった林学博士・中村弥六博士からとった名前だそうです。
そっか、この博士が遠藤現夢さんに助言・協力したんですね。


柳沼、、、じゃなくて母沼のふちに生えていた柳。柳も新緑です。
新緑だと葉がしなって垂れていないから、柳とわかりにくいですね。


上の柳の対岸にあったヤマザクラの古木。みごとに満開!


そして、桧原湖物産館のすぐそばに位置する柳沼。この沼には魚がいっぱいいるそうです。


えーと、これ柳沼のはず、、だと思うんですけど、なんか上の写真とずいぶん色違うな。。。
・・・とまあこんな具合に、季節や天候、時間帯によって、さまざまな姿を見せてくれるのが五色沼なんであります。
ということで……

五色沼探勝路を歩いていて、宮本常一さんが「どこか人の手が入ったような自然が自分は好きだ」
というようなことを言っていたのを思い出しました。
人の手がまったく入っていない自然は、人には少し荒々しく、さびしく感じられたりするのかも知れませんね。

この後桧原湖物産館でお昼にラーメンとアイス(どんぐり味!)を食べておみやげを買い、
森のくまさんバスに乗り遊覧船に乗りと、思いっきりホリデーを満喫しました。
レトロな森のくまさんバスはガイドさんの話が面白いです。小原庄助さんの歌もいい声でうたってくれますよ。
紅葉の時期ももちろんいいそうなんですが、
すんごい混むので地元の人はよそへ行きますよとタクシーの運転手さんが言ってました。
私ここは何度来てもあきないだろなあ。。

これで、今回のGW旅行の記事はおしまいです。
youtubeにツクツクホーシのまねをするキビタキのさえずりをアップしました。
にゃんとキビタキくんは福島の県鳥なんだそうです。ピッピキピー!(とよくさえずる)
動画がブレブレだったり、近くの声が入っちゃったりしてますが、よかったら聞いてみて下さい。


五色沼探勝路・その3

2015-05-16 10:43:59 | 
木々の間から見えてはっとする青空のような色。見た人見た人思わず声をあげちゃうんです。
昔の人が弁天沼と名前をつけた気持ちがわかる気がします。弁天様は水の神様だもんね。

弁天沼は五色沼の中でも大きい方で、しかも探勝路のすぐそばに開けて見えます。
探勝路、二日目三日目と二度まわったんですが、どちらもちょうど弁天沼にさしかかった頃によく晴れ上がって、
沼の色がいっそう鮮やかでした。


写真を見返すと、空を撮ったのかと迷うぐらい。


場所によって色も微妙に違います。




倒木は沼の成分で白くなったものでしょうか。


つい沼にばかり目がいってしまいますが、沼の反対側の景色もいいんです。
あちこちに見られた大きな岩は、ひょっとして磐梯山の噴火で飛んで来たのかなあ。。。

そして、道をはさんでちょっと引っ込んだ所にるり沼があります。


磐梯山をバックにるり沼。去年は見えなかったんだあ。。
春でまだ草が丈高くなる前なので、去年の夏よりよく見えました。


黒といってもいいような水の色。
透明度が高いそうで、よくみがかれた鏡のように景色を映していました。


こんな風に水面に波がたって陽が差すと、「るり」っぽい色になりますね。

晴れ渡る青空のような弁天沼の向かいに、
暗く澄んだ夜空のようなるり沼が、ひっそり静かに佇んでるのがいいですね。





雨上がりの空にきらきら光る葉は、ナナカマドかクルミのなかまでしょうか。
この鳥の羽根のような葉のつき方、羽状複葉というんだそうですが、結構沢山の種類の木にあるようです。

五色沼の辺りの木は、磐梯山の噴火以降の木なんだそうです。
小野川湖の方の探勝路には、噴火以前からの、もっと古くからの巨木や奇樹があるそうです。
近くには不動滝という滝もあっていい所らしいのですが、ビジターセンターの人によると、
そっちの方はまだ雪が結構あって歩くのが難しいだろうとのことだったので、今回は断念しました。残念。。。


           

Kindleストアめぐりしてるんですが、まるで悪魔のささやきのような
『1clickで今すぐ買うボタン。
紙の本より安いし、場所も取らないから大丈夫大丈夫!
、、、といっぱい買ってしまうダイエットドリンクのような落とし穴。
しかも本屋の店頭に置いてないような本もすぐ買えちゃうし。なんかタガ外れた。。。
危険な匂いがするので、一応一ヶ月の上限額を決めました。


………マンガ……マンガ怖い……

五色沼探勝路・その2

2015-05-12 08:38:02 | 
どこから流れてくるのか、かなりの勢い。雪どけの水?

五色沼探勝路の続きです。
あちこちに保護中と書いてあるロープがはってあり、先には行けないようになっています。
やはり人が多く入るので、土や泥がくずれて沼が埋まってしまったりするのだそうです。
冬の間に雪で折れて落ちた太い木の枝を電動ノコで切って片付ける作業をしている人を見かけました。
おかげで気持ちよく探勝路を歩けまして、ほんとにありがたいです。
それにしても、ちょうどいい具合に手を入れたりそっとしたりと、自然の再生はデリケートですね。


去年の夏に来た時より水量があり、水音も激しいです。流れてゆく先は・・・


みどろ沼。あんなに勢いよく流れ込む水にも関わらず、静かな水面。
あふれる様子がないのは、ここからまたどこかへ流れ出ているんでしょうか。


深い泥と書いてみどろ沼だそうです。でも泥沼には見えませんね。


あさやかな新緑。ブナのなかまのコナラじゃないかと思います。
ブナ科の木ってたくさんあるんです。




しんとした名なしの沼。


木漏れ日の落ちる林道。ウグイスがよく鳴いていました。はあ、のんびりする。。
林の中は鳥の声でにぎやかなんですが、ふっと聞こえなくなる時もあります。タイミングがあるのかな?


コナラの若葉?陽がさして明るく澄んだ緑がとにかくうれしいです。


竜沼は木のしげる向こうにあるので見えにくいようです。名前の由来はわからないそう。


手前のちょっと濃い藍色になっている所が、竜みたいに見えるから、、、とか?
小型のネッシーみたいな首が今にも水面からあらわれそうに思えないこともない、かも。ざばーーー

のんびりしすぎて一時間ちょいのルートを三時間かけていました。
やむをえない事情(トイレ)がなければ、もっとゆっくり歩きたかったぐらい。
二泊三日の旅行でしたけど、もっと長い時間がたったように感じられるのが不思議です。浦島太郎の逆みたい。
うるわしの弁天沼につづく。


           

台風がかけ足で通り抜けてくそうで、南風が強いです。まだ5月なのになあ。

五色沼探勝路・その1

2015-05-09 10:29:20 | 
まるで緑の鏡のような赤沼。ふちの草木が赤く染まっているのが名前の由来のようです。

五色沼の写真の続きです。ちょっと前後しているのもありますが、
だいたいは毘沙門沼から柳沼へと向かうルートの並びでのせています。
今日は毘沙門沼から赤沼ぐらいまでの景色や植物を。


毘沙門沼のあざやかな青緑色を背景に、ち~さいぶどうのような実がなっているつる植物。
沢山見かけたんですが、ミツバアケビ、かな、、?


クロモジという木の新芽だと思います。香りがよく、高級つまようじに使われる木だそうです。
匂いかいどけばよかったな。。
柳田國男さんがクロモジに妙にこだわってて、ずいぶん沢山本に書いてたんですが、
どうこだわってたのかは忘れました。


こちらはイヌコリヤナギかキツネヤナギじゃないかなと思います。
草木の名前の頭にイヌがつくのには、何かの役に立つ植物に似てるのにその用途には使えない、
というような意味があるそうです。失礼しちゃうワン!
イヌコリヤナギは行李づくりに使われたコリヤナギに似ているのに、
枝が曲がっていて行李づくりには向いてないという理由からの命名のようです。
キツネヤナギは、、、花がキツネのしっぽみたいだからでしょうか?


ぽつりと咲いていたヤマザクラ。葉がかなり赤いです。
新緑の山にまるで紅葉しているように見えた木は、ヤマザクラが多いようでした。


ガクアジサイに似たこの白い花はヤブデマリのようです。清楚かつ華やか。


沢山見かけたこのシダ植物はイノデというそうです(森のなかま調べ)。
イノシシの手に似てるかららしいです。手というか足だけど。
気に入ってかってに「熊の手」と呼んでたんですが、けっこう近かった…!


あちこちに咲いていたエンレイソウ。葉っぱが三枚、がく片(花びらのように見える)も三枚。
三が好きな植物なんですね。


冒頭写真と同じ赤沼。しかし五色沼湖沼群、一つ一つ大きく色が違うのがやっぱり不思議です。
成分のせいだとはいえ、みんな近い場所にあるのにね。




黄葉の色のような新緑のイタヤカエデ。


あちこちに淡い黄色い花が落ちていて、何の花だろうと思ったらイタヤカエデの花でした。
かなりの大木になるそうです。この木もずいぶん年季が入っています。



今回の旅行、結局望遠レンズ一本で通しました。
高い所の葉や花、探勝路から少し離れているるり沼、キビタキくん。買ってよかった望遠レンズ!


           

ところで、上の記事とは全然関係ないんですが、今週はこころ旅が神奈川県で、

あ、正平ちゃんが港が見える丘公園におる・・・!!

見慣れたお散歩ルートでチャリオ隊を見るの、うれしいなあ。
そう、横浜は坂が多いので、電動自転車率高いのです。電動でもきつい坂多いもんなあ。。
相鉄線西谷駅そばにも行っていて、すぐ近くに、私にとっては結構大きな転機になった経験をした場所があって、
ほんの短い期間のことでしたけど、そこを通過しなかったら今頃ずいぶん違う私になってたような気もします。
今思うと、ちょうど人生の折り返し地点に当たるような場所でした。
ええっ、もう8年もたつのか。早いなあ。。。