鳥!連続写真!掲載中!

近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

ケーニャとサポーニャ

2016年09月13日 00時00分01秒 | 緑陰随想

 ペルーの楽器で、葦の笛である。ケーニャは縦笛に似ているが、空気を吹き込み場所は、至極簡単である。たんに、U字型に刻みの入った場所に唇を当て、軽く息を吹き込めば、音になるが、微妙な吹き加減がある。フルートを勉強中の孫娘が、久しぶりに女房に連れられて映画鑑賞となった。もちろん長男の孫も一緒である。

 

 映画の題名は「君の名は」である。驚くなかれ、アニメーションとして復活しているのである。あらすじなど全く知らないが、当時は相当評判になった映画と聞くが、あらすじすら知らないため、どのように現代によみがえったのか、いわれてもよくわからないのが、正直、情けない次第である。

 

 時代は繰り返すといえども、知らないことは、仕方がない。しかしながら、映画館は満員だったようで、同行した女房に聞いてみたところ、半分以上は寝ていたので、よくわからなかったとの返答であった。どっちにせよあまり興味がないので、それ以上の詮索はしなかったが、孫が夢中になるのは何かを掴めずにいる。

 

 食事はいつも娘も加わり、刺身とから揚げのリクエストがあったようで、早速、女房が準備した鶏のもも肉の下準備にかかった。大分は福沢諭吉の生誕の地である中津が、本場ということで、盛んに宣伝している。今回の帰省では葬儀で大部分を消化したが、どこへ行ってもから揚げはついて回り、いささか根を上げていたところであった。リクエストがある以上気合を入れて取り掛かった。大ぶりの鶏肉であり、一口大にし、ニンニク醤油に漬け込む。

 

 約30分後に、余分な水分を流し、鶏卵と片栗粉を加え、全体に攪拌し、馴染ませる。180℃の食用油を温め、二度揚げする。そうするとジューシーで、柔らかく揚げ上がる。アツアツの揚げたてを食べるのが最高にうまい。孫もよく箸を出したようで、日頃経験しない、大皿に盛り上げた鶏のから揚げは、それなりに豪華に見えるのかもしれない。

 

 孫娘も気になっていたという楽器をプレゼントした。フルートを吹いているせいか、数分で音を出せるようになった。JICAの技術プロジェクトで、ペルーへ行っていた友人のお土産である。ケーニャもサポーニャもどちらもペルー産の刻印が彫られている。時代を経て、引き継がれる因縁と行為の大切さを実感している。



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