2か月ぶりに送迎移送サービスのボランティア活動を行った。区の社会福祉協議会(以下、社協という)に登録している制度利用者の日程に合わせ、ご自宅から目的の場所へ送り、用事が終わればご自宅へ送り届ける活動で、運転手付きマイカーを提供する。活動を始めて4年になるが、最近はさぼり気味であった。数週間前に社協事務担当からの依頼であったので、自分の日程と照らし予定がなかったため、お引き受けした。利用者は送迎の経験があるペースメーカーを入れている70代の女性で、3か月ごとに行っている定期検診のためで、新宿区河和田町の大学病院である。
ご自宅を9時に出発し治療が終わり、ご自宅へ送り届けたのは午後2時であった。トータル5時間の活動で、久しぶりに行ったせいもあり、少々疲れたが、利用者の感謝の言葉に、活動を行ってお役に立てたことに満足した次第である。
制度の概要は、利用者となるための審査が社協で行われる。対象者は、介護認定されているか身体障害者である。年齢制限は特にないが、一人で車に乗ることが出来なければ付き添い者が必要となる。車いす利用者でもよいが、座席に座ることができることが条件である。
約一月前に翌月に利用する日程と場所、出発時間と帰宅時間を社協に申し込む。社協の方で、申込者リストを登録したボランティアにE-メールかFaxで送り、ボランティアは都合がつく利用者を社協へ伝える。ボランティアが重複した場合はどなたかに決めることになり、その結果を利用者とボランティアとがマッチングした通知書という形で双方へ発送される。
予定日前日にはボランティアの方から電話で利用者に電話を入れる。利用者の体調や予定変更等の確認のためである。翌日、予定時間の前にはご自宅に着くように出向くが、出発時点で社協へ電話を入れることになっている。利用目的の大半は通院が多いが、社会参加のための行事等の希望があれば地域内に限らず、どこへでも送迎する。利用費用は市の認可制で、タクシー利用の半額程度である。現金の授受は原則禁止していて、利用者は前もって社協が発行するチケットを購入して利用料をそれで支払うことにしている。しかし、高速料金や、駐車料金については実費について利用者に請求している。到着後はその報告を社協にしている。自車での活動費は、チケット代金が集計され、一部事務経費を差っ引きされた金額がボランティアに還付される。(次回へ続きます)
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