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近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

春の訪れ

2016年02月16日 00時00分01秒 | 緑陰随想

 春の息吹は何によって感じるのであろうか?人それぞれの思いがあるが、花屋の店舗に並ぶ美しい花々であろうか、北国では例年になく積雪が少ないようである。ゲレンデには積雪がないとスキー場もある。このままではスキー客を目当てにした営業も開店休業であろう。暖冬の影響かもしれないが、今頃、富山の氷見漁港で最盛期の出荷となっていた寒ブリ漁が振るわないようである。

 

 多摩川の土手に植えられた河津桜が開花し始めている。近隣に植樹されたの白梅や紅梅も見ごろを過ぎた様で、季節が早く回っている気がする。地球温暖化の兆候かどうかわからないが、地球規模での気候変動は何かの予兆かもしれないという見方も聞こえてくる。

 

 長い地球の歴史には、災害が集中する時期があるし、気候の変動もある。一部の状況だけでの憶測は専門家ではないので語る立場にないし、不安を掻き立てても意味ががない。実際にはもっとゆっくりとした周期であり、人災は別として、根拠をはっきりさせた情報でなければならないと思っている。

 

 植物は季節を感じて活動し始める。固いつぼみが徐々に柔らかくなり、芽吹き始めるメカニズムは、どこかにセンサーがあり、そのセンサーが温度や湿度、日照時間等を感じてスイッチが入り細胞か活性化し始める。いつも不思議に思うのであるが、一斉に芽吹くのは、草花や木々同士が何らかの情報をやり取りしているように思える。ホルモンといわれるものか、におい物質かもしれない。特に開花の目的は、受精するためであり、種を作る行為である。微妙に開花時期を変えているのは、種が異なれば、受精できないし、一斉に同種が開花するのである。それらは細胞内にあるDNAに書き込まれた情報を利用している。

 

 春は寿司がおいしいと感じている。九州ではバラずしとか、ちらしずしがよく振る舞われた。江戸前は握っていないシャリを敷いた上に寿司ネタが器に盛りつけられるので、どうも感覚が異なる。寿司も本来は麹を使った発酵食品が本(もと)となっている。なれずし・飯寿司(いずし)などがそうで、北海道ではニシンや鮭を使った寿司がおいしかった。

 

 山菜寿司は春に登場するセリ、蕨、ぜんまい、菜の花等を使ったバラずしで、アクが強い春野菜を使うとよい。多くのバリエーションが楽しめる。寿司ばかりではなく、てんぷらの山菜もおいしい。食の方に話は飛んだが、春の訪れは初ガツオなど魚介類も春を感じさせる。冬の寒さがあって春のありがたさを感じる。季節感を犠牲にした快適な生活も良いが、四季の移ろいを食感を含め、肌で感じる喜びは残して置きたいものである。



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