昔は古着やといっていたが、リサイクルではない。リユースである。再び使用することなので、リサイクルではなくリユースとすべきである。因みに、リサイクルというのは、ペットボトルや合成樹脂で作られたトレー、紙類の再生紙等、再生して使用することである。リサイクルという言葉が定着しているのは、再生という意味を、再び使うという広い意味で捉えて居るのであろうか、真意は分からない。
車で30分ぐらいの所にあるリサイクルショップへ行ってみた。平日であるが、夏休み中でもあるので、多くの客で賑わっていた。地下に駐車場を持ち5階建てのビルである。各フロアーはジャンル別に分かれていて、多くの品物が陳列されている。各フロアーには客が持ち込んだ不要品を安値で買い取るコーナーがあり、店が購入した品物を一応チェックし、値段を付けて売っている。チェーン店であるので、同じ店で売るのではなく、地域を換えて売るのであろう。古着は洗濯をし、機器類は可動するかどうかをチェックしている。
お客が安くても売るのはそれなりの理由があるので、この種の商売が成り立つ。傍目にはリユースを目的としたエコ活動に見えるが、誰しもそこまで考えて店に対して売っているのではなく、推測すると、狭い空間を占める衣類や日用品を廃棄すると費用がかかるご時世、安くしか買い取ってもらえなくても換金するのである。本来は使えなくなるまで大切に使い、別のものに再利用して寿命を延ばすことがエコ活動になるのであるが、そこまでなる前に、別の言葉で言えば、ある程度価値を持っている間に売るということが行われている。
買う側にとって見れば新品同様の物が安く売られていれば購入する方へベクトルが向く。門外漢がとやかくいう必要はないが、商売の商機をうまく捉えていると言えるであろう。
勘ぐれば、エコの時代だからこそ生まれた商売とも言える。100円ショップとはまた違う雰囲気を持っているが、商品の保証やマニュアルが総て添付していないことに目を向ければ、安くてもその分、新品と異なるっていることを承知で購入する必要があろう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます