鳥!連続写真!掲載中!

近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

嘆かわしい風景

2016年09月16日 00時00分01秒 | 緑陰随想

 JR南武線で西国立に用事があり、用事を済ませ、昼食を駅前の無門庵にしようということで、立派な和風の門をくぐり、入り口まで庭を見ながら入り口にたどり着いた。特別に価格を安く抑えたランチメニューは15食限りである。12時まで15分あるので、うまくいけばスペシャルランチが食べられると思ったが、入り口についてすでに終わっていたのが分かった。同じ道を引き返し、開店時間を確認したところ11時からということであった。西国立は駅の周りにはほとんど食堂らしきものは見当たらない。仕方なく登戸まで戻ることにした。

 

 無門庵といえば知る人ぞ知る有名和食料理店で、以前大先生と何度か同席し、美食を馳走になったことがあった。すでにその先生は他界されていて、この世では会えないが、来世ではぜひお会いしたい方である。JICAから招聘(しょうへい)された国費留学生や、行政官等のセミナーのコーディネータを長年なさっていて、海外にも先生を慕う多くの方がいる。この方のお住まいは羽衣町だったと記憶している。

 

 川崎行きの各駅停車に乗り込んだ。同時に乗った2名の短大生らしき女性は、ジャージ姿にゴム草履姿で、明らかに体育系女子と見えた。体はどちらも大きく、途中府中本町で下車したのであるが、落ち着きがなく、姿勢も悪く、投げだした足は見事にだらしなく、菓子か何かをぱくつきし、ペットボトルは飲むし、会話はそこそこ、これが現代の若者の姿なのかと思うと嘆かわしくなった。

 

 まともな制服を着用した女学生とは全く異質の世界を見てしまった。一例を見てすべてを察するには無理があることはわかっていても、目障りな光景であったことは間違いない。

傍若無人というのが適切な表現である。体育系を称賛していた自分が見る目がなかったと反省した次第である。様々な生き方はそれでよいが、電車の中では他人の目があり、何をしても関係なく、全く自由と思うのは勝手であるが、そうではないこともある。

 

 同年代の男性にお同様な場面を見ることもあろうが、どうもTPOというか、中学校の先生が、初めての家庭訪問で、ジャージ姿で来宅したことを思いだした。学校教育や、家庭教育の方向性を再度見直すことも必要であろう。自由は多くの人に備わった秩序やルールの下でのことで、一人で生きているのではないことをどこかで気づいてもらいたいものである。



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