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近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

地震災害の教訓7

2013年09月07日 00時00分01秒 | 紹介

キ.RI(放射線同位元素、ラジオアイソトープの略)貯蔵庫
 1)RIについては科学技術庁の基準があり、これに合格した貯蔵庫ばかりであったが、P32が庫内で転落し、30平方センチメートルを汚染した。この報告がなかったため、本省にご迷惑をおかけした。

 2)事故報告
 予防委員会からの報告では異常なしのことであったが、科学技術庁から直接部局担当者に連絡があり、被害報告をしたにもかかわらず、担当者から本部への報告を怠ったため、本省への報告が遅れてしまった。日頃から科学技術庁から連絡があった場合には、直ちに上司に報告する注意が必要だ。

ク.精密機器の保管
 1)設置の場所
  コンピュータ等の精密機器は揺れの大きい上層階に設置するのは不適当である。福島県庁の11階にあったコンピュータが倒れて使用不能になった事例がある。本学でも小型のものを机上に置いただけで滑り落ちてしまった。その他、電子顕微鏡にしても転落しない工夫が必要である。前に使用していたものを更新し、より精密になったにもかかわらず、使いやすさが主体となり、前の機器と同じ場所に設置して損壊した例もある。また、機器の上に重量物が落下しない場所を選定することが肝要である。

 2)重量のある機器
 1階か地階に置いてあった物も、留め金が切れたり、ボルトが折損して1トン近くの物が20~30センチ動いて損壊したものがあるが、損害は意外に少なかった。

 3)万全な保管
 強震や烈震に対して万全な措置はないかもしれないが、今回の地震被害を視察して、机上にあって転倒も転落もしない機器があった。その下にゴムマットやビニールが敷いてあった。機器の種類によってはゴムやビニールが効果あるかも知れない。(次回へ続きます)


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