コゲラが4~5羽元気に飛び回っていました。
町田市薬師池公園の中にあるフォトサロンの展示品撤去のために、車を出した。女房が、年1回行っている写真同好会の展示会へ出品した額入り写真2枚の撤収である。昨年までは写真のサイズはA3サイズであったが、今年からはA3ノビサイズに拡大されていた。A3とA3ノビとの違いは僅かにノビの方が大きいが、額に入れると大分大きく見える。
この連休中にどれだけの来客があったのか定かではないが、年中何らかの同好会等が施設を利用しているようで、市で運営管理をしているため、安い費用で借りられるようである。薬師池公園に遊びに来る来園者が訪れるのであろうが、自家用車ならば結構広い駐車場も完備している。自家用車以外は市営バスの利用のようである。
道すがら女房と話しに上がったのは、展示会での賞状はないのかとの問いに、昨年まではあったようで、今年から無くなったそうである。その理由は、幾つかあったようで、審査員となった師事が、数人おられ、審査の作風というか、視点が異なり、審査結果が、徐々に偏る傾向にあったそうである。
入賞するがためには、審査員に気に入られるような作風になってしまい、自分がよいと思った作品が入賞されていなかったとか、点数制を一般の人も入れて、来場者からアンケートを取るなどのことも行われていたが、特定の出品者の関係者が多数来館し、たいした作品ではなくても入賞したなどの不満があった。結局、同好会の意義は、お互いの切磋琢磨にあり、努力した成果が展示されればそれだけでよいとした意見が多数を占めたため、賞を出すことが中止されたとのことであった。
どこか五輪エンブレムの中止の問題と錯綜するようで、これから芸術の秋が到来するため、気になる。日展では古くからの体質が長く続き、流派の輪番制で入賞者を決めていたとの内部告発があり、その是非が問題になったこともある。感覚を重視する芸術は、その採点が難しい。大臣賞や知事、市長賞など役職者が出す賞もその実体は不明のままであり、無いとなると淋しい気持ちもするが、特定の会員が有利になるような不正があると賞の意義も失墜する。
スポーツでは採点基準がはっきりとしていて、比較的順位を付けやすいが、芸術点などになると感覚が入りやすくなり、曖昧になりやすい。参加賞だけにするところもあるようで、賞についての在り方についても今一度熟慮すべき課題であろう。