ダウとTOPIXで判る市場判断(229)
ニューヨークが、13$ほど高かったが、日本は、100円高で始まった。寄り後に、115円高まであったが、そこから、機関投資家の売りが出始めて、引けにかけて下げ続けた。
引け前に、-11円まで下げたが、引けにかけて買いが入り、前引けは、34円高くなって終わった。グラフを見ると、機関投資家の売りは、五回にわたって出たようだ。
数日、売らなかった売り方が、昨日までの三日連騰で、今日の寄り高を見て、売りに出たものと思われる。しかし、引けにかけての戻りは、良い戻り方をしており、後場の展開が楽しみである。
昨日に続いて、鬼ゴムが上げている。昨日の産経の[株クローズアップ]で、中国でフォードから、最優秀の判定が下りたことが伝えられ、これが株価の再評価につながっている物だろう。低位株でもある。
ダウ 34.33 円 高 17,453.53
TOPIX 6.61 P 高 1,738.41
今日はTOPIXが、ダウの倍近く上がっている。これは、銀行などの影響が多き物と思われる。銀行関係が無いと、前場で、ダウはプラスだが、個人の持ち株は下げていると思われる。
先ほど書いたが、後場の最後の戻り方が良いと思うので、後場の引けは、悪くても、0円前後であり、後場は戻すのではないかと、見ている。
配当は、今日と、月曜の買いであれば、貰えるので、後、今日の後場と月曜の一日しかない。これが不発のようだと、配当落ちが楽しみになるのだが、どのようになるのだろう。
幾つかのブログを見ると、円が影響している、などのコメントが見られるが、動きを円の責任にするようなコメントは、ほとんど、無意味なコメントと見て良いだろう。
ここの所の大幅変動でも同様のコメントをしていたが、円は、この間にほとんど動いてない。まったく、本当の原因であったはずの機関投資家の売りや、その原因を何一つ報告していない。
中国が下げたから、同時株安だと、言う所が多かったが、その後の中国の上げには、ほとんど、反応していない(昨日書いた)ということは、中国の下げを利用して、売り方が先導した相場である。
円の動きのせいにして、このような、本当の原因究明の記事は、出ていない。
今の株式市場は、先物の資金が、主導で動かしている。本来の姿に無いのだ。この弊害が出ているのだが、ここにメスを入れる記事がでないのは、これらが出すコメントのままに記事を作るからである。
機関投資家の意見は、テレビで見える。新聞はこれらを、裏打ちした、本来の姿を生地にして貰いたいと思う。
特に日本市場は、米国の機関投資家に牛耳られていて、問題が多いがこれを追求する記事が無い。何処の記者も、移動で配置されているから、元からの研究をする余裕が無いのである。
株式相場の記者は、特別な世界であり、長期の専門記者が必要な名のだが、これを行っている新聞社は無い。この点では、雑誌の記者、株の専門の新聞の記事の方が、良い事になろう。
ただ、これらの記者も、外野席で情報を集めるのであり、本当に良い記事を書ける記者と、普通の新聞社の記事と同じことしか書けない記者がいる。だから、専門誌も、多くの記事はつまらない。
多くの情報から、どの記事が良いのか、自分で調べるより仕方が無いだろう。ただ、良く当たるという記事は、余り、重視しないようにすることも重要だ。
マスコミの場合、ある日、偶然当たると、それが広がって、多くの人が参加する。すると、その人達の買いで、株が上がる。すると、ますます、参加者が増える。だから、また、上がる。
このために、本来外れているのに、上がったりするのだ。余りの人気者は敬遠する方が、以後のためには良いことが多い。当たると、次々に資金を増やして、最後の外れで、全てを失う事が多いのである。
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