はじめに
氷室真美さんが、伊藤三巳華サンの霊視をした記事で、「水と油（脂）と血」で占う巫女は、卑弥呼（弥生）時代の鬼道であろうと、推測した。
これで、この記事が古代に絡む謎解きが、また一つ追加された。そして、もう一つ、面白い霊視が有る。伊藤さんには「鬼子母神」が付いていると言うのである。
宇摩説の鬼子母神
宇摩説では鬼子母神は古代に結び付くのだ。これは宇摩説の概略解明が有り、本当は、地域に天下りした女神の伝承を朝廷の意を酌む仏教が迷彩したものと、説明して来た。
伊藤さんの背後霊に鬼子母神が居る。この鬼子母神は初めから、直ぐに姿を現したものではない。奈美さんの話しでは「水と血」は最初から出ていたが、中々出て来なかった。
探して出て来たようで、ソレマデ、「モヤ」としていた。これは、波長に合う姿を幾つか見せていた、と私は思う。この内の鬼子母神が氷室さんの波長とあったと思う。
つまり、宇摩説では、高天原から天降った女神が本来の姿であり、朝廷に迷彩された、山姥・鬼子母神などの姿も見せていたものだろう。
こうなると、またも、神話時代の巫女で一致するから、これで４っつ目の一致である、個人情報で、宇摩説が当てはまり、解くと宇摩説の補足（古代の謎解き、水と血）にもなる。
氷室さんは、先の「水とアブラと血の巫女」の霊視は初めてだと言っているが、私も、個人の霊視を宇摩説で謎解き出来るなどと言うのは、初体験だ。
個人の霊視が宇摩説で謎解く出来るのは、異常体験だ。私の宇摩ででは、太鼓台の解明も同様だった。太鼓台も宇摩説には無縁だと思っていたが、解くと宇摩説の補足が出来た。
宇摩説と太鼓台の出会い
意外な物で宇摩説補足の経験はある。私は古事記専門で謎解きをして十数年経って、一つの結論に達して著書１を出した。この後に、地元の老人会の講演で、質問を受けた。
地元で育った老人の質問は、当然、地元の謎を聞いて来た。太鼓台と船神輿の起源とか、船神輿歌などである。私は太鼓台が古代（弥生・神話）に関係するとは全く思って無かった。
だから、地元の祭りや行事に無関心で、古代解明に取り組んでいた。これは、古代史が自説に合わせて、地域の遺産（何処にも有る）を殊更取り上げるのが嫌いだった事もある。
民俗学の分野も、全体的に見ては居たが、地元の民俗学は無縁だと思い込んで無視して居たのだ。講演は後で思うと、宇摩説完成の為の、何者かの曳き合わせだ気がする。
宇摩説と宇摩と近郷の文化
今から、１５年ほど前、地元老人の質問によって、地元の謎解明の為に調べ出したのが、太鼓台などである。このの謎解きが、意外に宇摩説と一致して居たのである。
そして、宇摩を中心にした地域の太鼓台は、西日本一帯にある太鼓台とは、布団が７枚、花菱紋など、この地方独自である事が和じゃったのである。
特に、中心部の三島地域の太鼓台は、七段五色三赤と七・五・三の組み合わせなど、独自であり、三島地域だけの特徴だった。此の太鼓台で解けた謎は特に貴重だった（太鼓台参照）。
伊勢神宮と太鼓台の不思議な一致（花菱・五色・外形・高覧・組立など）が数多く出て、無縁でない事が明確となった。これに太鼓台の各地の伝承・船神輿歌などが宇摩説を補足した。
こうして、古事記や倭人伝で不明の箇所が、地元文化で消されて行ったのであり、宇摩説が確定したともいえる。もちろん、この基礎資料は各地の自治体の「史史」などに残っている。
これでも足りない補足は、忘れていたが、調べ始めて思い出した子供の頃に聞いた伝承である。こうして、宇摩説は様々な学問の基礎資料の全体像と一致する補足を得たのである。
なお、太鼓台の形状は、弥生時代の穀倉に一致する事も、先に書いている。
ところで、鬼子母神の話しが途中で終わってしまった。次回は伊藤さんと鬼子母神、宇摩説の鬼子母神などを書こうと思う。しかし、多岐に渡る宇摩説では、予定の通りに進まない。
＜霊＞稲荷の狐９ ＜伊藤三巳華５＞鬼子母神１ ６，２７＞
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