株式投資と邪馬台国女王、卑弥呼

"卑弥呼"と"株"。株は49年,古事記は30余年で、邪馬台国=北四国の独自見解です。

地名と歴史(19) 宇摩説の地名解説 大阪、難波・浪速・ナリ区の「ナ」の考察

2009-06-14 00:11:38 | 宇摩説の「地名と歴史」

  この「地名と歴史(19)」の記事は、13日の早朝に載せたつもりが、下書きになっていた。今日書いた此の続き(20)は、明日の昼頃までに、載せる事にする。

  はじめに

 

 最初に、珍しく時間が出来て、前回を見直すと、幾つか誤字があった。そこで、誤字や補足を追加した。判り良くなったものと思う。時間があれば、読み直して頂きたい。

 

 前回は、古事記の荒筋が、「国作りと国固め」と説明した。詳細は、「やさしい古事記講座」を読まれたい。また、まんが昔話でも、「ナル(平)」などについても説明している。

 

 私の話は、古事記・昔話・地名と、アチコチに飛んでいるように見える。しかし、個々に卑弥呼(天照大神・弥生)時代の謎を解くと云う、面では、一貫している。

 

 だから、古事記が好きで読んでいて、「まんが昔話」、「地名と歴史」は、どうも、興味が無い、馴染めないと思う人がいるようだが、実は、全て、古事記の講座に関連している。

 

 これは、順に読んでいる人には、よく判ると思う。そして、昔話が好きな人にも、古事記が関係する事も、読んでいれば、よく判るだろう。つまり、全て、日本文化の基礎で繋がっているのだ

 

 さて、今回は、「 」の語義を説明する。 

 

  日本語の「ナ」の語義

  

  重複するが、宇摩説はあちこちに関連する。地名の話も古事記に無縁ではない。「やさしい古事記講座」を正しく理解するには、別項の、「地名」や、「昔話」も読むのが良い。

 

 さて、実は、「」の語義(意味)は、宇摩説で取り上げた古語のナ(野)の他にも、多くの語義がある。これは、下記語義の、7番目に当たる。

 

 古語辞典によると、下記のように、七つもの意味がある。これら全てを無視して、谷川健一説を採り、一気に「朝鮮古語の太陽」と云う所にも無理がある。

 

 また、ナニワ・ナリの地名(単語)の中から、ナを抜き出して居るのも、恣意的と云える。抜き出すなら、ナリの語義と、ナのあとの「リ」も語義が必要だろう。

 

  岩波古語辞典の「ナ」

 

 ナ 、一人称(われ・自分)。、福植物(魚・野菜・肉)。、名前。、儺(追い払う儀式)。、禁止・拒否の意味。、語尾について親愛を示す。、「ノ」の母音変化。

 

 、の「ナは我(吾)」の意味の他に、汝(ナンジ)の意味もある。これは、「自他一体」の日本文化の特徴である。自分を意味する言葉を、相手に使うのだ。

 

 「ワレや!」と云えば、『あなた』の意味で、「ワレ」は自分だから、相手の身になって、相手に使うのだ。だから、自分の時と、相手の時がある。その場の雰囲気で理解する。

 

 面白い事に、この認識は現在の若者にもある。相手を「自分」と、言うのがそれだ。古代日本の認識が、現在の若者にあると云う証明であり、とても面白い。

 

  宇摩説の「ナ」の解説

 

 ナの意味が多いのは、ナが社会に多く使われたからであり、ウマシアシカビヒコヂのウマシ(=うまい)の語義が多い事と一致して、国作り、国固めに多用されたからである。

 

 、我・汝は、話し合いの過程が残る。、その時の宴会、卑弥呼の頃も、武士の時代(馳走)も、日本社会には、話し合いと宴席は欠かせない。

 

 、名も重要であり、相手の名を言う事は、失礼だったり、秘密にされていた。名を云うっと受け入れの意味がある。これも、交渉と云う面がある。

 

 、儺(追い払う儀式)。これは、明らかに後世の朝廷による追加である。これは、高天原の全国組織を隠す、河童・鬼・山姥などの時期に始まったものだろう。

 

 、ナが拒否の意味を持つ。、語尾に付いて、親愛を示す。この二つは、交渉の結果を示していると云える。このように、国作り、国固めの状況が明確になろう。

 

 

 長くなったので、此のマトメや、現在の語尾に「ナ」を使う地域の説明などは、次回に続けるとして、途中だが、ここで終わる。

 

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