長期的視野から見た現在の株式市場は、大きな流れでは上昇局面だ。
大底から三年の上昇で、今年の半年が調整に入り、今、この調整が完了した。
この大きな流れは、底に至るまでの経過によって大きく異なっている。
この頃の市場は『勝ち組』、『負け組み』に分類されて、勝ち組はバブル期以上の株価をつけたものが多い。薬品・ハイテクなどに代表される。
負け組みとされた多くの株は、バブル期の実に二十分の一といった、極端な株価を示現して、やっと、上昇に転じて三年余りになる。
二十分の一を知らない人のために、幾つか例を挙げると、みずほファイナンシャルは58300円が底で、元は400万ぐらいと、記憶している。住金は984円から、36円まで下がった。これらは、チャートブックを見れば直わかる。
ダウ平均では判りにくいのは、勝ち組とされた株が、最悪期にも高いところに居たために、平均株価を引き上げていた。だから、ダウは底値から二倍程度の上昇だが低位(負け組み)を買った人は三倍から四倍、調子がよいと十倍、百倍といった値上がりに成っている。
勝ち組だった株は大底を付けた後の上昇に入っても、よほど良いものだけが値段を維持して、ほとんどは、この三年間を下げに過した。このような大きな視野も株式市場では持っておく必要がある。
負け組みと言われた銘柄は平均四倍程度に買われている。だが、私はまだ、この相場(低位)が続くと見ている。それは、これらの株が買われ過ぎといった水準ではなく、結構、利回りに乗ることでも判る。
株式投資は、目先の話題に振り回されること無く、静かに、離れて、確かな判断をすることが、ベストなのだ。
今日はこの辺で終わる。
私のブログを毎日見てくれる十四名の皆様へ
此処のところ、体調を崩して、最後は救急車で入院しました。さいわい、胃潰瘍だけで、五日の入院で帰還しましたが、ブログの書き込みが出来なくて申し訳ないと思っています。
私のブログにアクセスしてくれるのは、古代史なのか、株のどちらに多くの興味があるのか、できれば、コメントしていただけると、今後の参考になるので、一言でも批判なり、賛意なり、指摘なり、なんでも、頂ければ幸いだと思っています。
よろしく
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