株式投資と邪馬台国女王、卑弥呼

"卑弥呼"と"株"。株は49年,古事記は30余年で、邪馬台国=北四国の独自見解です。

太鼓台の五色の白は神産巣日神

2006-09-17 04:25:50 | 古代史・古事記講座(宇摩説)


 昨日は神産巣日神の組織について書いた。
今日はこの神の名が示す業績について書いておこう。

 カミムスビ神は名前が神々を結び付るだから、云わば「縁結び神」だ。先に言ったように、各地の子供とその親を、高天原の神々を(子供を通して)結び付る。また、育って知識や技術を習得すると、各地に降るから、その地の主とも結び付いている。

 また、天津神と、卒業生との結び付も続くだろう。このような、人の結び付もあるのだが、もう一つ、大事なことがある。それは、より進んだ知識や技術を降った女神たちに連絡するだ。

 また、各地で稲作行事に携わる教え子たち(各地の女神)の稲作が成功するように祈る。これも、カミムスビの仕事の一つである。つまり、この神は、天照大神の予言に近い仕事もやっていた。

 もう一人の、高御産巣日神は、家、倉、青銅器、道具など、見える物に関する総責任者であり、カミムスビは心など見えない物に対する総責任者だった。高天原では、結果が見える物と、見えないものによって、仕事を分けていたのだ。

 伊勢神宮の本殿下に白い石が丸く敷き詰められる。これは、おシラ石持ち行事として行われる。古くはストーンサークルに始まるものだろう。だが、この頃は敷き詰められて、高天原にある学校の様子を石で表現したものになった。

 白い石は、が高天原で教育を受けている状況で、おシラ神を示している。つまり、この白はカミムスビの色であり、生徒が各地で、カミムスビに習った女神であるために、おシラ神と呼ばれたのであろう。

 学生は卒業するから、補充が居る。これは各地に降った女神の役目でもあった。また、税の徴収もしていた。これは、種籾を渡して、秋にはそれより多い籾を返してもらう方法であり、残るものは倉に籾のままで蓄えられた。

 この二つの仕事のために、後世に朝廷が高天原の地上の痕跡を消す時に、山姥にされてしまった。朝廷は天上は高天原、地上は天皇家が支配すると、振り分けたのだ。このため、多くの高天原の組織に居た人々が妖怪にされた。

 この最盛期に居たのが、聖徳太子である。各地の報告を一度に聞いて、間違わずに指示を出したとの話が有名だが、各地の高天原組織の伝承を聞いて、類型的な対策をしじするのだから、当然、難しくなかったのだ。

 この指示が功を奏して、多くの変更がなされた。もちろん、この国策は国司だけではなく、当時は公務員だった仏教徒によっても行われた。この働きが大きかったことを、後の一家が惨殺されることで、判る。これは、まだ、権力があった高天原組織の糾弾によったからだろう。 

 こうして、今まで解けていない謎が、いとも簡単に解けて行くのが、宇摩説である。個々で、新しく解いた謎は、は生徒だった。山姥の正体。おシラ神、伊勢神宮下のの白石の理由、カミムスビは白で象徴された。聖徳太子の謎。地上から消えた邪馬台国(天国)の謎、などがある。

 今日はこの辺にしよう。

                   三島  明

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。