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天皇陛下と日本の水信仰との繋がり?(^_-)-☆

2023-03-25 00:18:15 | 古代史
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すでに1年近く前のことですが、天皇陛下がアジア・太平洋水サミット(熊本)で講演されました。日本人の水に関する民族信仰についての、とても興味深い内容でした。アジア・太平洋諸民族に共通する山岳信仰や世界中で信奉されていた蛇神(ナーガ)・龍神の信仰と日本独自の仏教文化との習合の例として宇賀神を頭に載せた弁財天像などを取り上げていただきました。諸民族の水への信仰に関する深いご認識の下で、アジア・太平洋を含む世界の深刻な水問題への取り組みの重要性について発信されていました。まだの方は是非、ご視聴ください。刮目天がチャンネル登録しているTOLAND VLOGさんの動画で、陛下のご講演を、分かり易い解説付きで紹介されており、日本人の信仰に関して改めて気づかせていただきましたので、以下のコメントをしました。どうぞお付き合いください(#^.^#)

【ノーカット】第4回アジア・太平洋水サミット 天皇陛下記念講演(2022年4月23日)
ANNnewsCH 93,651 回視聴 2022/04/23

23日、熊本市で開催の第4回アジア・太平洋水サミットに天皇陛下がオンラインで出席され、記念講演を行いました。天皇陛下は皇太子時代から水問題に興味を持たれ、各地で水に関する問題について講演されたり、本も出版されています。


とても良い動画をありがとうございます。
陛下のご講演は素晴らしいものでした。すべての日本人が知るべき古代信仰のお話です。現在も行われていますが多くの日本人は江戸時代まで盛んにおこなわれた山岳信仰による修験道や弘法大師・伝教大師の密教についての知識が、明治政府の出した神仏分離令と大衆の仏教寺院破壊によってほとんど失われています。陛下のお話はとても貴重なもので、現代日本人が思い違いしている記紀神話に基づく国家神道や日本神話は明治になって作られたものです。ご解説頂いたように、蛇・磐座・山岳信仰は縄文時代に始まった日本人の信仰の古層の部分で、現代でも生きています。

実は日本の歴史の始まり・日本建国を理解するためには忘れかけた日本人の信仰の正体に気づく必要があります。最古の歴史書・正史・神話と思っているものは、7世紀末から8世紀初頭にかけて藤原不比等によって創作されたものだったのです。天武天皇が編纂を命じたのですが、崩御されて34年後に不比等が完成させています。ですから天皇の歴史書というのは思い込みに過ぎず、藤原氏の都合の好い内容にすり替えられているのです。

新唐書・宋史にあるとおり、「日本は古(いにしえ)の倭の奴(な)国」でした。王年代紀の初代王の天御中主は天(あめ)は海、中は奴と同じナーガ(龍蛇神)のことですから、龍蛇神を信奉する江南の海人族(倭人)の王という意味だったのです。記紀神話でも高天原に最初に降り立った神とされていますが、弥生前期末の福岡市早良平野吉武高木遺跡を王宮とした天皇家の日本におけるもっとも古い祖先(皇祖神)で実在人物だったのです。

そして長江中下流域を支配した呉王の一族ですから、周の王族と同じで中国最初の夏王朝を建てた禹王の末裔です。黄河の治水に成功した禹の金文はヘビです。その始祖神は中国神話の人面蛇体の天皇伏羲・人皇女媧ですから、日本人の本当の神話は中国(なかつくに)神話だったのですから驚きますよ!陛下は龍蛇神の子孫だったのです。是非、拙ブログご覧ください。お邪魔しました(#^.^#)

【刮目天の古代史】倭人とは?
天皇即位の密教の儀式の正体?
【刮目天の古代史】目からうろこの大発見?(その23)7.記紀と日本人の信仰の謎⑨



陛下のご講演で紹介された八代市妙見神社のご祭神が天御中主と国常立尊(くにのとこたちのみこと)です。中国の四神のひとつである玄武と見られる亀蛇(ガメ)を紹介していただきました。初代奴国王と一緒に祀られている、第13代王国常立尊は対外交易で奴国を大いに隆盛にしたので、特に記憶されていたのではないかと思います。古代の海人族が長距離航海で頼りにする北極星や北斗七星は信仰の対象となりますので、日本では道教の太一や密教の妙見菩薩とこれらの二柱の神が習合したのだと思います。Wiki「玄武」によると、北方を守護する水神とあり、亀は「長寿と不死」の象徴、蛇は「生殖と繁殖」の象徴で、「(北にある)冥界と現世を往来して、冥界にて(亀卜=亀甲占いの)神託を受け、現世にその答えを持ち帰ることが出来ると信じられた。」とあります。

また、山岳信仰で富士山で祀られている神はコノハナサクヤヒメですが、古事記で神阿多都比売(かむあたつひめ)とされています。「アタ」は卑弥呼の弟赤坂比古がムナカタ族の初代王阿田賀田須命(アタカタスノミコト) の子孫という意味で「愛宕権現(アタゴ)」とされたことを発見しましたので、神阿多都比売はムナカタ族の姫だと思います。そして、初代神武天皇の曽祖父ニニギノミコトの妃ですから、真の初代天皇が応神天皇なので、その母神功皇后、つまり女王台与(トヨ)のことだと思います。そうするとニニギノミコトは天照皇太神の大国主久々遅彦のことを指しているのだと思います。こじつけかも知れませんが、大和朝廷が最も畏れる二柱ですので、日本一の富士山のような男神と絶世の美女神という組み合わせにしたのではないでしょうか。後に初代天皇の生母台与が豊受皇太神として祀られ、天皇家の始祖神天御中主と同一神と見られるようになるのは、よく分かりませんが、どちらも初代に関わる重要な神だからなのでしょうかね。これも、相当な強牽付会ですが( ^)o(^ )


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