交野市立第3中学校 卒業生のブログ

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「ジャンプする時は深くしゃがむこと」

2013-01-24 11:43:08 | 徳育 人間力

中山美穂、杏里、平原綾香の『Jupiter』など、
 作詞家として数々のヒット曲を手掛けてこられた、
 吉元由美さん。その数は実に1000曲以上にも上ります。

┌───今日の注目記事───────────────────────┐

   「ジャンプする時は深くしゃがむこと」

       吉元由美(作詞家・作家)

        『致知』2013年2月号
        連載「第一線で活躍する女性」より
└─────────────────────────────────┘

私は子供の頃から、人はなんのために生きるんだろうと
ずっと考えていました。

そして人にはそれぞれ才能があって、
それを活かして生きることが幸せに繋がるのだろうと
だから自分にも絶対なんらかの才能があるって信じていたんです。

そういう意味では信じる力は強かったのですが(笑)、
中学、高校、大学でもこれといった才能を
見つけられませんでした。

いよいよ就職活動となった時、
自分自身が一番生かされる道はなんなのか
分からなかったんですね。

そこで知り合いが通っていた、算命占星術の
高尾義政先生をお訪ねしたんです。
受けようとしている業種をいくつか出した時、

「あなたはものを表現するお仕事が合っています」

と、広告代理店を第一志望にするよう
言ってくださったんです。


そして


「二十四歳で本当の仕事に出合います」



「二十六歳で一人暮らしをしてください」



「三十歳で自分の会社を持ってください」


と。


【記者:そんな先のことまで】



私、就職先も決まっていない大学生ですよ。

「ええ!?」って驚きましたが、もしも私に
そういう運気があるならそれにかけてみようと、
広告代理店に入りました。

そこでクリエイティブの先輩に
「作詞家になったら」と言われ、
「どうしたらなれますか」と聞いたら
「勉強すればいいんじゃない?」って。
その日から仕事が終わったら
ピューッと家に帰って猛勉強しました(笑)。


【記者:どういう勉強をなさったのですか?】


既にある歌に違う歌詞をつけるとか、
私は写経と呼んでいるのですが、
本を大量に読んでいいなと思った表現を
何度もひたすらノートに書いていくと(笑)。
そういうことを二年間やり続けました。

ただその間、突然の異動で
総務部の配属になった時期がありました。

すぐに高尾先生のところに行って


「私は総務部とは合いません。
  辞めてアルバイトをしながら
詞の勉強をしようと思います」

と言うと、先生はこうおっしゃいました。


「辞めてはいけません。
ジャンプする時はしゃがみますよね。
いましっかりしゃがんでください。

  自分の好きなことばかりやって、
いい運を掴もうというのは甘いです。
 嫌なこともやってください」


この言葉はいまでもちょっと辛いなと思う時、
思い出しますよね。

高尾先生からこの言葉をいただいていなかったら
傲慢な生き方をしていたかもしれないし、
忍耐力も持てず、作詞家にもなれなかったかもしれません。



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