内村航平選手の金メダル獲得などで、
全国に感動を与えたロンドン五輪・日本体操男子。
本日は、大阪の清風中学体操部の団体20連覇に大きく貢献し、
選手育成に携わり、冨田洋之、鹿島丈博、西川大輔、池谷幸雄ら
数多くのオリンピック選手を育てた城間晃氏のお話をご紹介します。
┌───今日の注目の人───────────────────────┐
「宝くじは買わないと当たらない」
城間晃(シロマスポーツクラブ理事長)
『致知』2009年5月号
特集「執念」より
http://www.chichi.co.jp/monthly/200905_pickup.html#pick2
└─────────────────────────────────┘
私が日頃から一番よく言うのは「人に聞け」ということですね。
体操は自分で点数をつけるんじゃない。
人が見て点数をつける。
人が感動するような演技をするためには、
人に聞けばいいんです。
八百屋のおじさんでも誰でもいいから、いろんな人に聞け。
とりあえず千人の人に聞け。
そうしたらおまえは頂点に立てるよ、と。
そして「教えてもらえる人間になれ」と。
そのためには挨拶もそうですし、
礼儀もわきまえていなければいけません。
もう一つは「宝くじは買わないと当たらない」ということです。
オリンピックも「行こう!」と思わないと行けない。
宝くじを買いもせず、じっと待っていても
当たるわけがないのと同じように、
強くなろうと努力もしていない、
そう思ってもいないのに、強くなれるはずがない。
本当にそう思ったら、ちゃんと行動に移すはずです。
「人の話を聞く」という事柄にしても、
結局大切なのは基本ですよね。
木でも、根っこがなければ幹や枝の部分が伸びた時に
倒れてしまいます。基本というのは根っこのことなんです。
高度な技術ばかりいくら磨いて試合に勝ったとしても、
必ずスランプに陥る時がくる。
その時に、選手はもう一度基本に戻らないといけないんです。
でも基本ができていなければ、戻れるところがない。
だから私は、ちゃんと根っこを張ってから上を伸ばしていけと、
選手や指導者らに言うんです。
最初が肝心、最初に目いっぱい時間をかけるべきですね。
基本を確実に百%やる。
そこから進めなければ、一流選手にはなれません。
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