私自身もこの程、100歳の日野原先生のお姿と言葉に、
衝撃に近い感動を覚えました。
それは昨年末、NHKで放映された、先生のドキュメント番組のことです。
先生はその日インフルエンザにかかり、39度をこす身でありながら、
どこかの学校の講演会に熱を押して登壇し、役目を果たし、
顔を真っ赤にしながら帰宅されたのです。
100歳の先生が39度の高熱を出している、
悪いが講演会は延期して欲しいといっても、誰も批難する人はいないでしょう。
しかし、先生は「約束だから」と高熱を押して、出かけられた。
この事実に、私は改めて、先生の使命感の強さを思い、
形容のできないほどの感動と畏敬の念を覚えたのです。
使命感は単なる言葉ではなく、先生の人生のバックボーンそのものになっているのです。
その日野原先生が対談の中で、こう言われています。
「統計によると、私の人生はあと1年足らずしかないそうなんです。
だから自分には死の足音が確かに聞こえてくるように思う。
にもかかわらず、私は常に“上を向いて歩こう”という気持ちを持っている。
とにかく、私の命は神様から与えられたものです。
その与えられたものに対して自分自身がどこまでも充実して、
感謝して生きていきたいと願い、全力疾走を続けています」
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