春日公園前の補聴器屋さん 『かすが補聴器専門店』のブログ

春日市・大野城市・太宰府市・那珂川町で唯一の補聴器専門店を開業しました。補聴器と聞こえに関する情報を取り上げていきます。

補聴器を購入する前に・・・(その3)

2014-10-08 14:13:07 | 補聴器を上手に買う

春日公園前の補聴器屋さん(春日市、大野城市、太宰府市、筑紫野市、那珂川町活動エリア)『かすが補聴器専門店』のブログへようこそ

 

 

秋晴れの良い天気。

今日は、皆既月食のようですね。

18時15分頃から月が欠け始めて、

赤いお月様が見られるそうです。

今日は、早めに帰って、

家族で天体観測したいと思っています。

 

 

 

過去2回に渡って、

補聴器を購入する前の注意点を

お伝えしました。

実際に、補聴器屋さん選びをする際、

注意してほしいことを上げていきます。

 

 

【補聴器店選びの5つのポイント】

 1) 「認定補聴器技能者」が在籍(常駐)している

 2) 取り扱いメーカーが3社以上ある

 3) 聴力測定補聴器効果測定がきちんとできる

 4) 補聴器の「貸出」システムがある

 5) 自立支援法機種(福祉機種)の取り扱いができる

 

 

1) 「認定補聴器技能者」が在籍(常駐)している

このブログで何度も出てきていますが、

補聴器業界で唯一の資格制度。

その補聴器屋さんに

技術的な信頼を持つことが出来るかの

目安になります。

補聴器を買ったあと

トラブルやクレームが内容にするためにも

是非、知っておいて欲しい点です。

 

 

2) 取り扱いメーカーが3社以上ある

日本で取り扱われている補聴器メーカーは11社あり、

それぞれのメーカーは

優れた技術や機能を持っています。

逆に言えば、1社のみで

全ての難聴者に満足してもらえる

補聴器を開発することはできません。

メーカー直営の補聴器屋さんでは、

そのメーカーの機種しか提案されませんが、

数社取り扱っている補聴器屋さんでは

お客様(難聴者)の特性に対して

もっとも合いそうなメーカーの補聴器を

提案することが可能。

つまり、『イイとこ取り』するわけです。

場合によっては、2社以上の補聴器を

比較試聴することもできます。

 

 

3) 聴力測定や補聴器効果測定がきちんとできる

一般的に行われる聴力測定は、

「純音気導聴力測定」といいます。

これは、もっとも小さな音を

どこまで聞き取ることができるか(最小可聴値)を

周波数別に測定するやり方。

この他、「純音骨導聴力測定」、「不快閾値測定」、

「弁別能測定」など

補聴器のフィッティングや効果を出すために

必要な測定があります。

また、補聴器を使って

どのくらい効果が出ているかを調べる

「補聴器効果測定」も重要です。

これら全てが実施可能かどうかも

補聴器屋さんを見極める上で

知っておいて欲しい点です。

 

 

4) 補聴器の「貸出」システムがある

補聴器の購入を決定する前に、

補聴器で効果が上がるか?

補聴器自体を使っていけるか?

など店舗で短時間、試聴しただけでは

わからないでしょう。

実際に1週間程度、

日常生活の中で使ってみて

購入を決定した方が

補聴器の失敗が少ないと言われます。

補聴器屋さんでは

耳かけ型補聴器での貸出を

実施しているところもありますので、

是非、利用してください。

また、お持ちの補聴器が故障した際、

修理に出している期間中、

代替の補聴器を出してくれるかも

事前に確認しておくことをおすすめします。

 

 

5) 自立支援法機種(福祉機種)の取り扱いができる

難聴の度合いが重く、

「身体障害者手帳」を取得できるレベルであれば、

補聴器購入に際し、

自治体からの補助を受けることができます。

自立支援法機種の取扱いを行っている補聴器屋さんであれば、

手帳取得レベルの聴力であることを

事前に説明していただけます。

自立支援法対応の補聴器も

かなり性能が向上しているので、

そういった情報を持っているのも

取り扱いをしている補聴器屋さんです。

 

 

 

簡単に5つのポイントをまとめてみました。

補聴器を購入する前に

参考にしていただきたいですね。

 

 

 

 

 

本日は、以上です。

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