その多くが高齢者です。
お年を召してから
新しいことにチャレンジすることは
なかなか難しいもの
補聴器を注意して使っていても
「気づいたら、なくなっていた…」
ということが多々あります。
最近はやりのRIC型と呼ばれる
小型耳かけ型の補聴器は
電池を含めた総重量が数グラム。
うっかり落としてしまっても
まったく気づきません。
そこで、大事な補聴器をなくさないために
いくつかご紹介します。
もっとも一般的な対策は
「紛失防止ストラップ」
≪Phonak社の紛失防止クリップ≫
耳あな型補聴器の場合、
取出し用のコードを
注文時に「リング」タイプで製作します。
耳かけ型補聴器の場合、
チューブやワイヤー部分に
クリップを装着させます。
形式としては
メガネチェーンのような使い方となります。
アナログな方法ですが
落下や紛失防止には効果的な方法です。
一方、ハイテクな対策もあります。
最近、i-Phoneと連動している補聴器を
一部のメーカーさんで発売しています。
そのi-Phoneにダウンロードしたアプリは
リモコン機能を主として使いますが
アプリの中に
「補聴器を検索」できる機能が搭載されています。
≪ReSound社の補聴器アプリ≫
上図は、ReSound社のアプリで
「補聴器を捜す」の項目をタップすると
補聴器の場所を表示した地図が立ち上がります。
地図をズームしていくと
建物の場所までわかり
補聴器に近づけば下のゲージが
教えてくれます。
i-Phoneと連動した補聴器を発売しているメーカーさんは
・ReSound社(リンクス、リンクス2、リンクス3Dシリーズ)
・Beltone社(レジェンドシリーズ)
・Oticon社(オープンシリーズ)
・Widex社(ビヨンドシリーズ)
・Starkey社(ヘイロー、ヘイロー2シリーズ)
など
ちなみに当店でこのタイプを購入されたお客様
なくした補聴器を
ご自身のi-Phoneで探し
畑の中から見事に見つけ出されました。
またあるお客様は、
「スマホなんて使えないから…」と言われてましたが
お孫様のi-Phoneにアプリが入っています。
こうした、「なくさないための対策」を
メーカーさんは取っていますが
それでもなくしてしまうことはあります。
最近では、メーカーさんで
「紛失保障」を補聴器につけていることがあります。
補聴器を購入する際、
もしもの場合に備え
補聴器屋さんに尋ねることをお勧めします。