春日公園前の補聴器屋さん(春日市、大野城市、太宰府市、筑紫野市、那珂川町活動エリア)『かすが補聴器専門店』のブログへようこそ
昨日は、難聴者支援団体のシンポジウムに参加してきました。
昨年、第1回の報告会に縁あって参加したことから、
今年も引き続きの参加です。
2回目ということもあり、
シンポジウムの内容は充実。
ゲストスピーカー2名のお話が、
とても有意義でした。
この難聴者支援団体は、
特定非営利活動法人 障がい者相互支援センターMCP
といいます。
「MCP」とは、"Mutual Con Passage"の略で
「相互に繋がり合う」という意味があるそうです。
MCPの活動は、主に
・障がい学生支援者の育成
(情報保障に関する講習・講演会など)
・障がい学生支援研究、啓発活動
・障がい児・者のための学習支援教室
など
「情報保障」とは、
手話通訳、要約筆記、ノートテイク、パソコンテイクなど
聴覚障害者へのコミュニケーション支援です。
聴覚障害があると、
一般の学校や大学で勉強をすることが困難です。
聴覚支援学校(ろう学校)では、
高等教育までは受けることができます。
大学などの専門分野になると
一般の大学に進学しなければなりません。
しかし、聴覚障害を持った学生に対して焦点を当てた講義を
大学では行ってくれません。
そこで必要となってくるのが、
手話通訳やノートテイクなどの
サポート支援です。
私が大学生だった頃、
一般の学生以外では、
外国人留学生はいましたが、
障がいを持つ学生と
講義をともにしたことはありませんでした。
当時から20年以上たった現在でも、
まだまだ、障がいを持つ学生が
学校や大学で学ぶことができる
サポートシステムが充実しているとは言えません。
認定補聴器技能者の数は、
全国でまだまだ少ないですが、
こうしたサポート団体や
「情報保障」支援をできる人たちの数は、
それ以上に少ない現状です。
「MCP」の活動や内容は、
とても意義があるものなので、
今後も、何かのイベント時は
参加させていただきたいと思ってます。
「MCP」のホームページは、こちら。
本日は、以上です。
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