東京都中小企業診断士協会中央支部認定!「稼げる ! プロコン育成塾」ブログ

東京都中小企業診断士協会中央支部認定マスターコース「稼げる!プロコン育成塾」のブログ。経営・ビジネスに役立つ情報を発信

文章を見直す時に気をつけていること

2015-08-26 22:12:02 | 講師大草からのメッセージ

こんにちは。
講師の大草 昭人です。

皆さんは、書いた文章を見直す時に何に気をつけていますでしょうか?
私が気をつけているのは、日本語としておかしな表現はないか、
誤字脱字はないか、読みにくい文章になっていないかなどです。
声を出せる場所にいるときは、音読もしています。
それからもう1つ大事だなと思っていることがあります。
それは「こちらの言いたいことがこの文章で相手に伝わるだろうか?」と
考えることです。

文章の書き手は、書いた内容を当然わかっています。
ただ、書き手にとっては当たり前のことでも、読み手にとっては
そうではないかもしれませんよね。
読み手にとっても当たり前だろうと思って、自分が書きたいように書くだけだと、
伝えたいことが読み手に伝わらない場合もあることでしょう。

言いたいことがあるのなら、読み手が文章を読んだときにどう感じるかを
考える方がよいと、私は思っています。
読み手のことを想像するのは口で言うほど簡単ではありませんが、
「この文章で伝わるかな?」と、思いを馳せるようにしたいと思います。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

文章力の向上 ~読者が読みたいと思う記事とは~

2015-08-25 12:00:00 | 塾長からのメッセージ
塾長の鴨志田栄子です。

今夏は、月刊『企業診断』10月号に掲載予定の特集号(14期生が執筆)の原稿チェックにかなりの時間を割いていました。5章から構成され、全部で22ページというボリュームです。特集記事の場合、個々の記事が独立していてそれらを束ねた特集もあれば、各記事がそれぞれ関連性をもって展開されている特集もあります。今回は後者のケースでした。

この原稿チェックの経験から、読者が読みたいと思う記事、読んでためになった記事とはどのようなものなのかを整理してみました。

1.テーマとタイトルで読者の目に留まる
2.リード文で、読者の関心をさらに引き出す
3.記事の目的が明確になっている
4.見出しが的を射ている
5.取材記事の場合は、取材先選定の基準が明確になっており、その基準に意味がある
6.論点がわかりやすい(必ず論点がある、論点の根拠が明確になっている)
7.論理構成が的確で、かつ一貫性がある
8.図表が見やすい
9.図表の使い方が適切である
10.簡潔でテンポを感じる文章である
11.言葉遣いが統一されている
12.“仮説-検証”、“はじめに-おわりに”など、冒頭での問題定義を受ける締めくくりがある

ごく当たり前のことなのですが、これをクリアするのは、意外とハードルが高いものです。

私自身、「書く」は決して得意ではありません。しかし、育成塾2期生からずっと小論文を読み続け、11期生、13期生の『企業診断』への投稿、昨年度の『企業診断ニュース』の声の特集号と、ずっと他人の書いた文章を読み続けてきました。振り返ると、この経験はとても貴重なものであったと実感しています。

校正のポイントは以下であると思います。
1)筆者が一番伝えたいことは何かを理解する
2)それを伝えるためには、どのような論理構成が望ましいのかを考える(ボリュームも含む)
3)見出しと内容の整合性を確認する
4)論点とタイトルの整合性をチェックする
5)削除しても意味が通じるならば、その部分は削除していく

沢山の本を読んでいる人は、文章を書くことに長けている人が多いですが、他人の文章を読み、校正していくプロセスを沢山経験することも、文章力向上の近道ではないかと実感しています。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Stop and Hear the Music

2015-08-24 15:30:00 | 15期生のブログリレー
みなさまご無沙汰してます。
14期生の小野田直人です。

夏の暑さもようやく峠を越え、朝晩は少し過ごしやすくなってきましたね。

今日は、ワシントン・ポストが行った実験から、最高の商品・サービスを提供しても、提供の仕方次第では、集客できない。
という話です。


ジーンズに長袖Tシャツに野球帽という格好の白人男性が、地下鉄の入り口付近でバイオリンを演奏しました。
その男性がバイオリンを演奏した43分間の通行人は1,097人。
チップを置いていったのは28人、立ち止まって聞いたのはたった7人でした。

このバイオリニストは、実は世界屈指の著名なバイオリニスト、ジュシュア・ベル。
しかも、演奏に使用したバイオリンは、あの名器ストラディヴァリウスでした。
この1713年製のバイオリンは5億円で購入したもので、時価では10億円の値が付くこともあるそうです!!

そんな楽器も演奏家もまさに超一流。でも立ち止まって聞いたのはたった7人!
チップの合計額はたったの30ドルちょっとだったそうです。

100ドルを超えるチケットを買わないと聴けない演奏が、場所と告知が悪いだけで、たった30ドルしか集められないとは・・・

ワシントンポストはこの動画を公開しています。
https://goo.gl/Q6dxgp



そう思って聞くからか、なんとも良い音色のような・・・
わたしなら、時間があれば立ち止まりますよ。きっと・・・たぶん。

立ち止まるか、過ぎ去るか?
その基準はバイオリンのうまい下手ではなく、通行人の事情なんですね。

・クラシックに興味が無い人は通過
・立ち止まっている時間が無い人は通過

時間帯も場所も、1月12日金曜日の朝7:51開始というラッシュアワーのア地下鉄入り口ですから、
まあ、ワシントンポストも結果ありきで実験したんでしょうね。
演奏した曲目もあえて、クラシックの名曲を選択している点も、通行人の興味を引かなかった原因でしょう。

・クラシックに興味が無い人は通過 → (曲がクラシックの曲でしたから)
・立ち止まっている時間が無い人は通過 → (時間がラッシュアワーですから)


たとえどんなに「それ自体の本来の価値が高い商品・サービス」でも、「ターゲットと違う」お客さんにとっては、逆に「朝の忙しいときの地下鉄のミュージシャン」と同じ程度の価値しかもたらさないんだ、ということがわかりますね。

良いものを作っているのに売れないお店は、それを欲しがるユーザーに届いていないのかもしれませんね。


ちなみに、この実験の数年後、地下鉄駅で事前に告知した上で行われた演奏会は、こんなに盛況だったそうです。
https://goo.gl/QP24hk



長文お付き合い頂き、ありがとうございました。

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

正解?

2015-08-23 21:19:50 | 15期生のブログリレー
13期生の西村です。
ここでブログを書くのは1年半ぶりになります。
久々に書く内容は何にしようかと思案しておりましたが、最近気が付かされた『正解』について書きたいと思います。

数年位前から、
『今は正解のない時代になった』『ビジネス世界では正解はひとつじゃない』などと言われております。

そんなこと知っているよ、と思ってみたものの私はずいぶんとこの『正解』ってものに影響されています。
『そう言われたってどうすりゃいいのよ?』ってくらい、そりゃもう骨身にしみついて正解を求めようとしています。

私は工学部卒の理系なのですが、理系教科の中でも特に数学が好きでした。
何故か、、正解があるからです。明確に一つだからです。
一方、嫌いな教科は国語。
特に私が高校生の頃に出題された国語の問題、
『この時の作者の気持ちを次の4つから選べ』
という類の問題では、自慢ではありませんが一度も正解したことがありません。
出題者は正解を設定していますが、『そうとは限らないじゃないの』と思ってしまうからです。

社会人になってからも、ビジネススクールや勉強会などで行うケーススタディの時も、
取り掛かる前に「正解はありませんからね」と言われても、解説を聞くと、「自分の考えは正しくなかったか~」と思い、
また会社で上司に提案する案件が反対されたら、「正解じゃなかったか~」
と考えてしまうくらい『正解』を求めます。

こんな私ですから、『正解はない』と言われても、『いやあるでしょ』『じゃあ正解がなければ何が正しいんだよ』
と思ってしまいます。

そんなある時、藤原和博さんの話を聞く機会がありました。
どっかで聞いたことのある名前だなと思っておりましたが藤原さんはリクルートを40歳で退社し杉並区の中学校校長になった方です。
藤原さんは著書の中で、
『正解はない、自分の中で納得できる解 -納得解- を作るしかない』そして、
 正解を見つける能力 = 情報処理力
 正解のない問題にアプローチする能力 = 情報編集力

競争が激しいビジネス現場では正解のない状況で、どう自分なりに納得でき、他者を納得させられる解を導きだせるか、『情報編集力』を磨く必要がある
と述べております。

確かにビジネス上の正解なんて、それこそ将来的にどうなっているかを見ないとわかりません。
もしかしたら短期的には正解でも長い期間で見ると間違っている判断をしていた、なんてこともあると思います。
正に『正解はない(わからない)』のです。
こんな中、藤原さんの考え方は『正解のない時代って言われてもどうすればいいんだよ』という私の気持ちを払拭し、私にとって正に『納得』のいくものでした。



さて、こんな気づきに触れられた最近の私ですが、今年で42歳未だ独身ですが、これって正解ですかね(笑)?
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

目の前のことに集中

2015-08-22 21:24:24 | OB生の近況報告・活動報告
12期生 岡本です。
一週間ほど夏休みを取り、久しぶりに家族でのんびり過ごしてました。


田舎に帰ると、昔の思い出話に花が咲きますが、
自分の今までの歩みを振り返ってみると、
キャリアプラン通りにいったことがほとんどないことに驚きました。


景気の動向や企業の状況等、周囲の環境がどんどん変化する中で、
色んな出会いから新しい情報や考え方を学び、キャリアを選び取る
ということを考えると計画通りにいく方が珍しいのかもしれません。


労働市場ではキャリアの一貫性があるほど評価されやすいですが、
キャリアの一貫性にこだわりすぎて、目の前の状況の変化を見落としたり
チャレンジしなくなっては本末転倒です。


計画を立てて、目標に向かって努力することも大切だと思いますが、
先のことに悩みすぎず、目の前のことに全力投球するということも
同じように大切なのかもしれません。


これまではキャリアの一貫性がないのが何となくコンプレックスでしたが、
実際の仕事では過去に色んなことにチャレンジし、失敗してきた経験が活きているので
尚更そう感じます。




最近会社で後輩にキャリアプランについてよく聞かれるので、
ぼんやりと考えたことを書いてみました。


元々自分はキャリアプランに悩みに悩んだ末、
思うとおりにいかなくて無駄に落ち込む
というタイプでしたが、最近は意識して
『目の前のことをとにかくやってみる』ことを徹底しています。


「目の前のことをとにかく頑張るのが大事だよ」
というと何も考えてない人みたいになりますが、
ちゃんと考えているんだよということも後輩に伝えていきたいです(笑)
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする