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究極の参謀を見抜く『10の質問』

2024-03-23 12:00:00 | 23期生のブログリレー

みなさま、こんにちは。

稼プロ!23期生の佐野紳也です。

長谷部智也著「いたいコンサル すごいコンサル 究極の参謀を見抜く『10の質問』」(2016年、日本経済新聞社出版社刊)を読みました。

著者の長谷部さんは、東京工業大学大学院、ミシガン大学ビジネススクールを修了。三井住友銀行、A・T・カーニー、ベイン・アンド・カンパニーなどコンサルティングファームで経て、現在、アクセンチュア株式会社ビジネスコンサルティング本部マネジング・ディレクターをなさっています。20年以上にわたり、コンサルティング業界の最前線で活躍しています。

長谷部さんは、コンサルタント業界が玉石混交の状況であると考えています。そこで、企業は仕事を頼むとき、本物のコンサルタントをしっかり選ぶ必要があり、そのため次の「10の質問」をすることを提唱しています。

質問1 わが社の属する業界の歴史と構造変化をどう見ていますか。

質問2 今回お願いするプロジェクトの最終仮説は何ですか。

質問3 わが社の中期経営計画で鍵となる施策とその利益効果の根拠は何ですか。

質問4 わが社が競合に勝つために取るべき最も重要なアクションは何ですか。

質問5 わが社の周辺事業への展開についてどうお考えですか。

質問6 現在のわが社の戦略で誤っている点、見逃している点は何ですか。

質問7 わが社の「意思決定プロセスの特徴」をどうみていますか。

質問8 今回のプロジェクトは成功報酬でお支払いしてもよろしいですか。

質問9 過去のプロジェクトで最長のもの、最大の効果を出したものは何ですか。

質問10 今回のプロジェクトにあなた(パートナー)自身はどれだけの時間を使ってもらえますか。

これらの質問を最初にすることで、いたいコンサルを排除できるとしています。

10の質問には、コンサルティングファーム向け、大企業向けの質問もいくつかありますが、大半は、中小企業診断士が聞かれてもおかしくない質問です。こうした質問に対し、的確に回答できるようになりたいと思いました。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (須藤佳代)
2024-03-23 15:07:21
「いたい」という表現がなんだか懐かしいですが、いまも変わらない、相手を見抜く質問ですね。面白そうなので読んでみます!
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Unknown (杵渕竜也)
2024-03-24 00:02:02
この質問に自信を持って答えてくれる診断士がいれば、信頼してみようという気持ちになりそうですね。自分がされたら冷汗が出そうです笑
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Unknown (永岡伸一)
2024-03-24 06:04:11
最後の時間についての質問は面白いですね。優秀な方でも片手間にならないように、確認しておくことは契約上大事ですね。まあ、それまでの1~9をクリアしてからの話しですが…。
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制御工学的感想 (phytonエンジニア)
2025-03-16 00:22:46
最近はChatGPTや生成AI等で人工知能の普及がアルゴリズム革命の衝撃といってブームとなっていますよね。ニュートンやアインシュタイン物理学のような理論駆動型を打ち壊して、データ駆動型の世界を切り開いているという。当然ながらこのアルゴリズム人間の思考を模擬するのだがら、当然哲学にも影響を与えるし、中国の文化大革命のようなイデオロギーにも影響を及ぼす。さらにはこの人工知能にはブラックボックス問題という数学的に分解してもなぜそうなったのか分からないという問題が存在している。そんな中、単純な問題であれば分解できるとした「材料物理数学再武装」というものが以前より脚光を浴びてきた。これは非線形関数の造形方法とはどういうことかという問題を大局的にとらえ、たとえば経済学で主張されている国富論の神の見えざる手というものが2つの関数の結合を行う行為で、関数接合論と呼ばれ、それの高次的状態がニューラルネットワークをはじめとするAI研究の最前線につながっているとするものだ。この関数接合論は経営学ではKPI競合モデルとも呼ばれ、トレードオフ関係の全体最適化に関わる様々な分野へその思想が波及してきている。この新たな科学哲学の胎動は「哲学」だけあってあらゆるものの根本を揺さぶり始めている。こういうのは従来の科学技術の一神教的観点でなく日本らしさとも呼べるような多神教的発想と考えられる。
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