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NPOちゅうおう会合のショコラボ様講演を聴講しました

2022-11-12 12:00:00 | 22期生のブログリレー

こんにちは。

22期生の柴山宗馬(しばやま そうま)です。

 

11/2(水) 、稼プロ!の塾長である山﨑さんのご厚意で

NPOちゅうおう経営支援の定例会合にスポット出席させていただきました。

 

私はキャリアビジョンで「誰も置いてきぼりにしない働かせ方、働き方を実現させる」というパーパスを掲げ、小論文では障害者雇用をテーマにしています。

その折、障害者雇用の先進企業である「ショコラボ」の伊藤会長がNPOちゅうおうでご講演なさるということで特別にご招待いただきました。

#山﨑さん、誠にありがとうございました。

 

講演は、障害者雇用の知識としても事例としても大変共感できる内容でした。

「如何にして、ストレスを最小限に多様な人材の意欲と工夫を引き出すか?」の問いを常に持つことが

「支援する者」にとって大切な心構えであると教えられました。

 

この問いかけを伊藤会長が直接仰った訳ではありませんが

語られる教訓の随所に、誰も置いてきぼりにしない会社づくりに向けた基本原則として

散りばめられていたように思えます。

 

ショコラボでは、支配ではなく支援を中心に日々の改善が行われています。

できないことを「なぜできないのか!」と問い詰めるのではなく

「ここが悪いからこうしろ!」と上から押し付けるのでもありません。

答えは相手の中に既にあるという前提の下

「どうしたらできるようになるか、考えて工夫しよう」というアプローチで

コーチングの技法を交えて解決策と意欲をメンバーの中から引き出すことを大切にされています。

 

そして、「障害者だからできないだろう、考えられないだろう」と機会を奪ってしまうことは善意による無自覚な差別であり

彼らは、自分がそのような扱いを受けていることに気づいていると

経験談を交えお話しいただきました。

 

さて、講演はあくまで障害者雇用の文脈でしたが

意欲と工夫を相手から引き出すアプローチの重要さ、善意による差別の危険性は

助言する立場であれば、相手が部下であれ、支援先の経営者や従業員であれ

同じことが言えるはずです。

 

現に、私は障害者雇用をテーマとした小論文課題において、障害者を受け入れられる職場になるために済ませておく準備に焦点を当てていますが

答え自体ではなく答えの導き方を示して読者を支援する内容になっている一方で

障害者本人がその準備に参加し、自ら提案して承認されるような流れはありません。

 

これでは、経営者の意欲と工夫を引き出す支援をしようとしている反面

伝え方を間違うと、一番の当事者を蚊帳の外にしてしまいかねない危うさがあります。

少なくとも、障害者としての私はそう思ってしまったところがありました。



今後、指導や助言を通じて「支援する者」として社会と関わる立場を目指すにあたり

今回教えられた「如何にして、ストレスを最小限に多様な人材の意欲と工夫を引き出すか?」の心構えを大切にしつつ

理由をつけて無意識のうちに差別していないか?を日々気を付けねばと

切に思う日となりました。

 

<参考URL>

特定非営利活動法人 東京都中央区中小企業経営支援センター(愛称:NPOちゅうおう経営支援)

https://npo-chuo.or.jp/

ショコラボ・グループについて | ショコラ房

https://www.chocolabo.co.jp/chocolabo-group/




コメント (3)
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