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谷中で花見

2022-01-24 12:00:00 | 21期生のブログリレー

皆さま

オミクロン株の感染者数が増大し、東京都もまんぼう適用となりました。

これまでとは違い、完全に経済を止めない措置となっておりますが、

それでもリアルなイベントはオンラインに切り替えざるを得ません。

もう3年目になりますが、ままなりませんね。

早く落ち着いてほしいと願うばかりです。

 

今日は、谷中霊園についてすこし紹介します。

谷中霊園は、JR日暮里駅に面している広大な都立の霊園です。

JR線路側に天王寺という大きなお寺があり、江戸時代はその境内だったものが明治時代以降に国の政策により霊園として整備され、現在は東京都が管理しています。

この谷中霊園は観光スポットとしても有名です。

天王寺の山門から谷中霊園をつらぬく中央通り沿いには、これでもかというくらいの大きな桜が並んでいます。

花見の頃になると中央通りでは、多くの人が、近隣の会社が、満開になる1週間ほど前からビニールシートで場所取り合戦を繰り広げます。かく言う私も何度か場所取りをして花見をしました。(もちろんコロナ前の話です)

お墓ですのでどんちゃん騒ぎというわけにはいかず、静かに騒ぐのです。当然、警察も出動して警備は強化されていました。目の前のお墓に、お邪魔します、一杯いかがですか?といって日本酒をお供えしたものです。

今はコロナ禍で宴会は制限されていますが、桜は相変わらず見事です。

そしてその中央には、幸田露伴の小説で有名な五重塔の跡地があります。残念ながら1957年に火災で焼失してしまいましたが、霊園の西にある幸田露伴旧宅跡にも足を運びつつ、そこに建っていたであろう塔の荘厳さを思い描くのもまた良いかもしれません。

もうひとつ谷中霊園の見どころは、著名人のお墓です。昨年の大河ドラマで話題になり、新札に登場する渋沢栄一や、政治家の鳩山一郎、俳優の森繁久彌、芸術家の横山大観などなど。

鶯谷駅に面している寛永寺は、徳川ゆかりの寺で、多くの将軍が眠っています。その寛永寺の墓地が谷中霊園内にもあり、そこには徳川慶喜公墓所があります。

ただの墓といえば墓ですが、まさに聖地巡礼、静かな気持ちで巡りながら散策するというのが人気で多くの観光客がこの地に訪れています。

余談で恐縮ですが、寛永寺は比叡山延暦寺に対抗して、東叡山寛永寺といいます。私はこの高台の根津の向こうにある上野公園に面している高校出身でして、そこの高校の校歌に、「東叡山の丘の上、そそり立つはわが母校」という一説があるのを急に思い出しました。失礼しました。

谷中霊園から千駄木へ向かうさんさき坂(不忍通りを挟んで向こうは有名な団子坂)は、まわりはどこもかしこも寺だらけの通りです。『江戸志』によると,さんさき坂の別名を「首ふり坂」というとのこと。この由来に関しては存じ上げてないのでご興味のある方はぜひお調べください。

この谷根千一帯には多くの寺が密集しており、重要文化財級の建物などもあり、静寂にして変化に富んだ風景となっています。裏路地に入ると突然風景が変わるワクワクドキドキ感があるのです。谷中霊園を一通り見て回ったら、今度はこうした寺を巡って散策し、老舗の茶屋の和菓子などで舌鼓を打ち、おしゃれなカフェに立ち寄ってゆっくり癒される、というのが谷中での楽しい過ごし方となっています。

さて、いよいよ次回講義は谷中です。と言いたかったのですが、まんぼう適用につきオンラインに切り替わります。オンラインであっても、現場の雰囲気を少しでも実感していただけることを願います。

 

コメント (5)
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