皆さん、こんにちは!18期生の中津井徹です。
2017年8月から福島県民、福島市民になっていますが、嬉しいニュースがありました。
独立行政法人酒類総合研究所は去る5月17日に平成30酒造年度全国新酒鑑評会の結果を発表しました。出品857点から入賞酒416銘柄、うち特に成績が優秀な金賞酒237銘柄が選ばれました。
https://www.nrib.go.jp/kan/h30by/h30bymoku_top.htm
都道府県別では福島が22点で最多となり、金賞受賞数は7年連続の日本一で記録を更新しました!秋田が18銘柄、兵庫が16銘柄と続きました。
全国新酒鑑評会は、製造された清酒を全国的に調査研究することにより、製造技術と酒質の現状及び動向を明らかにし、もって清酒の品質及び製造技術の向上に資するとともに、国民の清酒に対する認識を高めることが目的で、現在、全国規模で開催される唯一の清酒鑑評会であり、製造技術と品質の向上に果たす役割は極めて大きいものがあるそうです。また、1911年に始められたもので、今年で107回目。結果に注目する海外の日本酒ファンも多いとのことです。
地域毎に入賞酒/金賞酒を見ていくと、全国的に有名な酒蔵でも金賞酒を受賞できてない場合もあり、そもそも出品していない酒蔵もたくさんありそうです。実際のところ、どんな位置づけなのか気になり、ネットで検索してみました。
面白いものを見つけました。
金賞受賞酒が、必ずしも「おいしい」とは限らない!? ──「全国新酒鑑評会」の実態と意義
https://jp.sake-times.com/think/study/sake_g_shinsyu-kanpyokai
金賞受賞蔵の歓びの声をご紹介!「平成30酒造年度全国新酒鑑評会」の審査結果から、日本酒造りのトレンドを読む
https://jp.sake-times.com/think/study/sake_kanpyokai-30by-interview
ちなみに酒造年度についてですが、
7月1日から翌年6月30日までの1年間を「酒造年度」(BY)といいます。生産の見込み申告のために、清酒、しょうちゅう乙類、みりん、果実酒の業界がこの期間を使用しています。それに伴い、各メーカーでは、この期間を生産計画や醸造の年度の区切りとしています。原料米の割り当てを計画する都合上、昭和40酒造年度からこの期間となりました。
詳しくは次をご参照ください。
http://www.gekkeikan.co.jp/enjoy/sake/industry/industry07.html
前にも書きましたが、地元の酒屋さんが主催する利き酒の会に参加しています。最近、同じ銘柄の酒造年度の異なるものを利くという会がありました。その酒蔵では頼めば古い酒造年度のものも購入できると社長さんは言っていました。ビンテージと言えばワインですが、日本酒でもそのような楽しみ方もあるのかもしれませんね。