ウィーンで学ぶ

---ウィーン医科大学心臓胸部外科
留学日記とその後...---

ドバイ旅行最終日: Stop over at Dubai from Austria to Japan

2008年01月28日 | 旅行
【ドバイ旅行最終日4日目】
最終日はのんびりサルジャで過ごした。
フライトは深夜2時だったが、夜7時頃、100kgの荷物と共にホテルから空港へ。
早々にチェックインを済ませ、巨大空港内にあるクラブラウンジへ。ウィーンの指導教授も世界中でここが一番と太鼓判のカード会社のクラブラウンジは、圧倒的なサービスで感動モノ。24時間営業のドバイ国際空港は深夜でも人で溢れ、椅子も足りないため通路で雑魚寝している人も多いが、ラウンジ内はゆとりがあり快適そのものだった。初めてカード会社の恩恵にあやかる。

再びエミレーツに乗り込み無事帰国となった。



ドバイの街は砂漠の中に突如現れる近代的な超高層ビル群が象徴的だが、一歩街を歩くとゴミゴミした商店街が大半で、国全体としてはまだ開発途上といった印象。開放的な政策により、仕事を求め国外から毎日何万人もの人が押し寄せていると。総人口に占める自国民は20%足らずで国民の多数は国外からの出稼ぎ動労者か移住者だという。アラブ諸国にとどまらずインド、東南アジア出身者も多いと。

数回タクシーに乗ったが誰一人ドバイ出身者はいなかった。ドバイでタクシー免許を取得するには最低3カ国語が必須であると。若いパキスタン出身のドライバーはここに来てから英語も勉強したと。生活に必要な英語、アラビア語などを皆話す。

たまたま目にした本日の地元新聞でも、”Tolerance is way of life in the UAE”としてこの国の特徴が大きく取り上げられていた。この記事によると、UAEは200近い国々から人々を受け入れている。多人種、多文化、多宗教が見事に平和的に共存し調和しており、それが我々の生き方であると。


(360度見渡す限り建設中の建造物:1年後には全てが完成すると)

タクシー運転手を見てもそれが現実で見事に成功しているのが実感できる。出稼ぎの彼らはUAEの開放政策に満足しているようだ。容易に入国出来、宗教上の対立や凶悪犯罪はない安全なこの国に人々が集まってきたのだ。わずか10年の変化で砂漠に高層ビル群が出来てしまったのだ。

日本は宗教的に中立で比較的安全な国だと思う。世界中の人々を受け入れるopen mindはいつ根付くのだろうか。ドバイの解放政策、気質とはほど遠い。国境、人種を超えても友人になれるし、その素晴らしさをいつ気づくのだろうか。
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