ウィーンで学ぶ

---ウィーン医科大学心臓胸部外科
留学日記とその後...---

南ドイツ2: LEGOLAND

2007年10月11日 | 旅行
有名玩具メーカーLEGOが展開する遊園地“Legoland”。
世界に4つあるうちの一つが南ドイツのGunzburgにあると聞き、今回ミュンヘンから行くことに決めていた。息子は毎日のようにLEGOブロックで動物園を造っているので、ここが気に入らないはずはないとふんだのだ。

朝10時にチェックアウトをしながら外を眺めると、すでに民族衣装を着てOktoberfest会場に歩いていく人が大勢いた。
今日も盛り上がるのだろうと思いながら地下駐車場に向かうと、車しかないはずの空間になにやら怪しげな動く物体が。
よく見ると、それは寝袋で休息をとっている若者たちの姿だった。
ヨーロッパはホテル代が高いが、暖かいホテルの地下駐車場をホテル代わりにして、その分飲むことに情熱を注いでいるのだ。これには驚く。


(ホテル前から中心部を望む)
興奮冷めやらぬミュンヘンから西へ約120Km、Legolandに向かった。

草原の中のアウトバーン出口で降り、何もない野原に突如Legolandが現れる。


車以外ではこられない場所。もちろん駐車場は広く整備されているが、周辺に都市はなく、何故ここなのかと思う。そもそも幕張に出来るはずだったらしいが、日本ならもっと集客できるだろう。

(駐車場:場内の紅葉が意外ときれい)

遊園地内は至る所にLEGOのブロックで造られた人や模型が置かれている。


素朴な乗り物からジェットコースターまであるが、全体的には小さい子どもでも楽しめる内容に思えた。気温15度の暖かい土曜日とあって賑わっているが、各アトラクションの待ち時間は5分程。次から次へと乗って遊べる。

身長86cmの2歳の息子でも参加可能な乗り物も意外と多い。


LEGOのプラスチックブロックで造った有名観光地の模型などは大人でも楽しめる。

(ここはブロックで造られたベネチアの街風景;運河を航行している船に釘付けの彼)

彼は見るモノ見るモノが楽しくて仕方がない様子。普通の滑り台でも十分楽しめるが、電車、ボートなどのアトラクションにも乗ってみる。
 

アトラクション中は真剣で何を尋ねても返事はないのだが、降りるべき時が来ると、わっと激しく泣く。大泣きすればするほどそれが気に入っていたのだと後から分かる。泣きながら「また、また」と全身で駄々をこねる息子。


午後4時には出発する。今夜はFussenに宿泊予定だが、その近くの草原のなかに建つ、ユネスコ世界遺産のヴィース教会に立ち寄るつもりだ。

Legolandからは南へおよそ140kmのドライブ。なんとか6時前に教会裏手に到着。牛や馬がいるだけで静かな草原そのもの。全く人の気配はない。


こんな時間でも入れるかどうか不安であったが、正面の道路で大勢の日本人観光客とすれ違い、入れることを確信しほっとする。それにしても教会近くの小さな土産物屋のトイレに入ったら、ドイツ語の他になんと漢字で「男」「女」と書いてあり驚いた。こんな草原の中に日本語が。

ロココ様式の教会内部は素晴らしい。

(涙を流すという奇跡が起きたとされるキリスト像が安置されている)

夜7時近くなると、団体ツアーの方々は去り、途端に静粛になる。日も沈みコート無しでは寒い。沢山遊んだのに彼はまだ元気。


教会からは15分程でFussenに着く。街の中心部ではなく、ロマンチック街道沿いの草原の中にある田舎ホテルは安価でかつ気分もいい。翌日は有名な城、ノイシュヴァンシュタインを見に行く。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 南ドイツとOktoberfest: 熱狂... | トップ | 南ドイツ3: ノイシュヴァ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

旅行」カテゴリの最新記事