特殊相対論、ホーキング放射、ダークマター、ブラックホールなど

・時間について特殊相対論からの考察
・プランクスケールの原始ブラックホールがダークマターの正体であるという主張
 

その3・ タキオン通信・参考資料

2022-04-29 06:15:41 | 日記

以下、参考資料となります。

前の記事に張り付けても良かったのですが、少し分量が多いので、こちらにします。

タキオンについての英語版ういきのページ

https://en-m-wikipedia-org.translate.goog/wiki/Tachyon?_x_tr_sl=en&_x_tr_tl=ja&_x_tr_hl=ja&_x_tr_pto=nui,op,elem,sc

翻訳前はこちら

https://en.wikipedia.org/wiki/Tachyon#:~:text=optic%20timing%20system.-,Tachyons%20in%20relativity,time%2Dlike%20four%2Dmomentum.

そこに登場する最初の参考文献がこれ

『・・・ほとんどの物理学者は、超光速粒子は既知の物理法則と一致していないため、存在できないと考えています。[1] [a]・・・』

参考文献[1]

ティプラー、ポールA。; Llewellyn、ラルフA.(2008)。現代物理学(第5版)。ニューヨーク州ニューヨーク:WH Freeman&Co。p。54. ISBN 978-0-7167-7550-8。...したがって、粒子の存在v > c ...タキオンと呼ばれる...相対性理論と深刻な...無限の創造エネルギーと因果関係のパラドックスの問題を提示します。

現代物理学(第5版)のpdfアドレスはこちら

http://web.pdx.edu/~pmoeck/books/Tipler_Llewellyn.pdf

P54を見ろ、と言ってますのでそこを見ます。
『Tachyons and Reversing History
Use tachyons and an appropriate spacetime diagram to show how the existence of such particles might be used to change history and, hence, alter the future, leading to a paradox.・・・』

タキオンと逆転の歴史
タキオンと適切な時空図を使用して、そのような粒子の存在が歴史を変え、したがって未来を変え、パラドックスにつながる可能性があることを示します。・・・

・・・という出だしに続いて

Figure 1-42
『A tachyon emitted at O in S, the laboratory frame, catches up with a spaceship moving at high speed at P. Its detection triggers the emission of a second tachyon at P back toward the laboratory at x = 0. The second tachyon arrives at the laboratory at ct < 0, i.e., before the emission of the first tachyon.』

実験室の座標系であるSの(原点)Oで放出されたタキオンは、点Pまで高速に移動し、そこで宇宙船に追いつきます。宇宙船はその検出により、点Pで2番目のタキオンをx=0(原点位置にある)実験室に向かって放出します。2番目のタキオンは実験室に到着します。 ct <0で、つまり最初のタキオンが放出される前に。

と説明している図1-42が出てきます。

この図をこの本(初版)が出た後での世の中の諸氏方が参照しているものではないのか、と思われます。(ネット上で確認できる図はたいていがこの図のコピー、あるいはそれを多少、修飾したものになっている模様。)

なお本文内容につきましては該当ページをコピーされグーグル翻訳にてどうぞ。

追伸
上記ういきのTachyonページの

項目 Causalityの最後の文章が
This is known as the tachyonic antitelephone.
となっています。

それで、その文章にある「Tachyonic antitelephone」をおもむろにクリックすると
Tachyonic antitelephone というページに飛びます。

https://en.wikipedia.org/wiki/Tachyonic_antitelephone
https://archive.fo/u7rl1 :もしくは:https://archive.fo/X1eA5

「タキオン反電話」というグーグル君の「名訳(?)」はさておき、日本語に訳されたものを見ると
「双方向通信の数値例」
という章が見つかります。

そこに具体的な例としてアリスさんとボブ君の物語が出てきます。従来の我々の物語ではO君とR君にあたるのですが、まあそれはさておき、そこにういきの人たちが合意したと思われる計算手順が示されています。

それでういきではアリスとボブは互いに離れる方向に移動します。その場合の計算手順となっています。

そうして「ここまで示す」というのは「さすがは英語圏のういきである」という事になりますね。

さてそれで、そこで展開されている興味深い内容詳細については、ページを改めてまた、という事にしたいと思います。

ちなみにそれを見ると「今まで展開してきた計算手順は大筋で間違ってはいない」という事が確認できます。

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同上ういきの中に引用文献の4としてトルーマンの論文が示されています。

R. C. Tolman (1917). "Velocities greater than that of light". The theory of the Relativity of Motion. University of California Press. p. 54. OCLC 13129939.

1917年にはすでにこのパラドックス(?)は認識され議論されていた、という事になります。

トルーマンの論文のテキストファイル

https://archive.org/stream/theoryrelativmot00tolmrich/theoryrelativmot00tolmrich_djvu.txt

グーグル君に訳してもらいましょう。P54から話が始まります。

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タキオン反電話の話はこちら(1969年)
The Tachyonic Antitelephone*
G. A. BENFORD, D. L. BOOK, AND W. A. NEWCOXB
Lawrence Radiation Laboratory, University of California, Lioermore, California 94770
(Received 23 June 1969)

テキストファイル
https://archive.org/stream/20210624_20210624_2321/The%20Tachyonic%20Antitelephone_djvu.txt

論文pdf

https://ia803106.us.archive.org/11/items/20210624_20210624_2321/The%20Tachyonic%20Antitelephone.pdf

ダウンロードすればグーグル君が訳してくれそうです。

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それから以下は英語版ういきでの超光速通信のアドレスです。

https://en-m-wikipedia-org.translate.goog/wiki/Faster-than-light_communication?_x_tr_sl=en&_x_tr_tl=ja&_x_tr_hl=ja&_x_tr_pto=nui,elem,sc


このテーマと関連がある「双子のパラドックス@英語版」のアドレスはこちら

双子のパラドックス
https://translate.google.com/translate?hl=ja&sl=en&u=https://en.wikipedia.org/wiki/Twin_paradox&prev=search&p

以上、ご参考までに。

 

PS:相対論の事など 記事一覧


https://archive.fo/5eqzx