覚書

イラストレーター進士遙のブログです。
随時更新。お仕事も随時ウエルカム。

週末。St Pancras・船・頭ん中portraits on the ship

2007-11-18 09:52:55 | 作品・学校
学校のプロフェッサー(Quentin Blake)がユーロスターが到着する駅、st.pancrasの向かいのビルにデッカい絵を飾った(というか、行政から頼まれた)ので、学校のみんなで見てきました。
初めて会う教授は結構なおじいちゃんで、とてもかわいい。
道ですれ違っても絶対わかんない。超有名なのに。
今はあんまりうちの学校では教えて無いけど、こうやって時々会えるらしい。
  



続いて、大英図書館でのナイトイベント。
1920sのイギリスアヴァンギャルド映像から、
70年代くらいまでの映像作品、サウンド作品とか。
16ミリ映写機が何台も。


映像よりもサウンドのほうが面白かったかな。。。


うちの学校からは17人くらいきてた。
キングストン時代のスクリーンプリントのテクニシャンにもばったり会ってビックリした。
ちなみに大英図書館の本は「他のどの図書館でも見つけられなかった」という証明
無しには借りれません。なんてこった。


今考えてる話が船の話なので、greenwichにあるmaritime museumという、船の博物館に行ってきました。
やたら立派だった。
向かいの大学も立派だった。わたしは立派な建物の学校には行ったことが無いので。。いいなあ。


といっても写真が駄目だったので、結局科学博物館のほうが資料集めには
良かったんだけれど。。。
どっぷり船のロマンに漬かってきました。
ああー、たのしかった!いつも本で見て惚れ惚れしてた17世紀の
地図の元本にも出会った!びっくり!
大航海時代から、19世紀後半の全てを捨ててアメリカへ旅立っていく
捨て身の3rd classに乗っていくたくさんの移民たち。。。
1870年代までにliverpool から大西洋をわたった実に5分の1が
海の上で命を落としたそう。。。
ちなみに↓は1st class lounge タイタニックのようなね。


作っている話はまだ未定だけど、豪華客船に乗って当ても無く旅を続ける貴族の話。
そこに肖像画家が呼ばれるのです。
あー、でもまだわからんけど。。。客船も変わるかも。時代設定もまだ分からん。
でも絵本になる。久々の絵本。たのしみだ。


で、その貴族はみんなどっか変。剥製ベイビー抱っこしてたり。
口を陸に忘れてきていたり。とか。多分。。。


秘密をしってる女の子とか。


妄想して怖がってる男とか。


船のフロアプラン(デッキプラン?)も描きたい。


双子のおばちゃん。一番好き。


年明けには形にしなきゃいけません。。。結構時間ギリかねえ。。。

で、こいつらが船に居つつ、肖像画家が絵を描きつつ、船は動いていきつつ、
(その間に時代は変わるかも?服も変わるのか?船も変わるのか?
まだ分からんー)魚が飛んだり、庭が生い茂ったり、冬が来て春が来て、
肖像画を描き終わったときに、画家は元の場所に、船は、元のように、
か、消えるか。

客船よりも飛行機にのって旅をする人の人数が上回ったのが1957年。
それもどっかに入れたい。それが、船の終わり、肖像画家も、絵を描き終わる、
で、船が消える。とか???

むうー。どうしようかなーぁぁー。