中国ビジネスブログ「漢和塾の窓」

中国語や中国ビジネスに関連するテーマを、漢和塾の小川がつらつらと書き綴る・・・

どちらも大事!「ぶれないこと」と「変わること」・・・

2011-09-04 22:15:53 | ビジネス
9月初めてのブログは、抽象的なタイトルで始まりました。漢和塾の7期目もあっと言う間に明日で5日目、時の流れは駆け足ですが、充実していると1秒さえも貴重。偉大な科学者に楯突くようですが、私は「時間は自らが決めるもの、空間は自らが切り開くもの」と考えます。膨大な時間も無駄にすることは簡単ですが、目の前に広がる空間は、本来自分とは関係なく存在、変化しますが、自らの第一歩の方向で180°違った世界にもなります。

昨日は、漢和塾でご一緒にお仕事をしている中国語講師の面々と研修会を行いました。講師の指導法についての勉強会は適宜行っていますが、今回は、あらためて「漢和塾と働くと言うこと」について認識共有をしました。

まずは、漢和塾は学校や教室ではなく、研修会社であること。学校であれば、仮に40名の成績がばらついていても、甲乙丙、優良可などと評価を下す立場にあるわけですが、企業から貴重な人材の育成を任されてた以上、お預かりした受講生のスキルは確実に上げなければなりません。もちろん、1クラスに無理に詰め込む、或いは、そもそも学力・吸収力の差が歴然としている人を同じクラスで依頼されるのは勘弁願いたいですが、各自のミッションに応じて、必要なスキルを限られた時間で施す使命があると思っています。

次に、私どもは営業代理店(エージェント)ではないと言う事。講師の中には、研修会社が仕事を発注してくれる営業代理店だと思っている人もいますが、それならただの斡旋業です。もちろん、営業活動なしにお仕事はありませんが、私どもは、企業に対して、まずは誰に何を施すべきかを提案し、それに見合った研修を実施し、その成果の責任は、講師の方ではなく、すべて私ども漢和塾の責任だと思っています。それゆえに、資金の大半を上海の現地法人設立や、赴任先の地方都市への出張などにも当て、ビジネスマンの語学スキルのニーズを体感しています。もちろん、講師の方々の授業が重要なのは言うまでもないですが、漢和塾+講師⇔企業(人事教育担当+受講生の「四位一体」のプロジェクトだと認識しています。

最後に、どうしてもこだわりたいこと!やはり「声調なくして尊敬なし!」です。特に一声の高さにはこだわります。講師の中には、あまり高いと生徒さんが出しずらそう!との意見も出ましたが、高さをイメージさせ、訓練するのが講師の役目です。「声調なくして報酬なし!」これは、譲れない一線です。

このような私の考えが必ずしも正しいわけではありませんが、どうしても、ぶれたくないところです。ただ、アルマジロになったとしても、現場の小さな発見や意見には耳を傾けたいですし、何よりも、日本国内や世界の大きな流れを見誤らないように、確実に変化や進化を遂げていきたい・・・第七期の所信表明演説でした!