※ 演題名に一部誤りが生じております
2018年4月14日に、日本内科学会講演会と並行して開催される学生・研修医向けのシンポジウムである「日本内科学会ことはじめ2018」に本学医学類4年生の森 新太郎さんが当教室の筆頭発表者として参加しました。森さんは医学類2年生から基礎実験の手技を取得すべく、谷本が指導していた学生であります。
今回、当教室が得意とするトランスレーショナルリサーチをメインにした症例報告を選んだところ、幸いにも465演題の中の10演題のプレナリーセッションに選出されました。忙しい試験勉強やアルバイトの合間にも基礎実験に携わっていた森さんの成果が、臨床の学会において優秀演題として評価されたことは大変喜ばしいことであります。
一方、自身は北信がんプロ事業として「北信がんプロ・地域がんデータベースによるがん対策立案に向けた金沢大学附属病院での基礎的検討」を総会・講演会ポスターセッションで発表しました。基礎研究や臨床に関する学会発表をしてきた自分にとって、AYA世代や障がい者のがん症例を分析してがん対策立案に還元するという社会的使命を帯びたスケールの大きな内容でありましたが、腫瘍内科医として大変重要な視点を養うことができました。
文責 谷本
ここからは人生初の学会参加にも関わらず、プレナリーセッションで見事発表された森さんのコメントとなります。
4月14日に京都で開催された日本内科学会ことはじめ2018において、プレナリーセッションとポスターセッションで発表させていただきました。私にとって初めての学会参加であり、非常に緊張していましたが、矢野先生、西山先生、谷本先生をはじめ多くの先生方にご指導いただき、なんとか発表を終えることができました。
今回の学会発表に携わるにあたって多くのことを学べました。
まず、学会の準備として、スライドや発表原稿の構成の仕方、ポスターの作成方法は非常に勉強になり、今後学会等に出る機会があれば参考にしたいと思いました。また、当日の学会の雰囲気をこの目で感じることができました。プレナリーセッションでは、今まで経験したことのないくらい多くの先生方に対して大きなスクリーンを3つ用いて行う発表に圧倒され、自らのメンタルの弱さや経験値の無さを痛感しました。ポスターセッションでは、ブースごとに分かれてポスターを壁に貼り、座長の先生により発表と質疑応答が進行される形式が、初めての学会発表であった私には新鮮でした。発表に関する質疑応答では勉強不足であることも痛感しました。今後CBTや国家試験に向けて臨床の勉強もしていこうと思います。
発表後に催された表彰式親睦会では、島根大学の先生方と交流を深めることができたことも大変貴重な機会でした。また表彰式において、谷本先生との写真を撮ることができ、非常に良い記念にもなりました。
今回、日本内科学会に出させていただき、優秀演題賞まで受賞させて頂いたことで、今まで以上に研究に対するモチベーションが上がり、将来またこのような賞を頂けるように今後も研究に携わっていきたいと思うようになりました。
今回ご指導いただいた先生方、本当にありがとうございました。
文責 森
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