金沢大学がんセンターブログ

金沢大学がん高度先進治療センター医局における
日々の出来事を適宜更新していきます。

日本肺癌学会総会(東京)

2013-12-05 17:10:30 | 日記

今年から研究員としてこちらでお世話になっている福田です。                                                    今回記念すべき初ブログですが、よろしくお願いします!

11月21- 22日に東京で行われた日本肺癌学会に参加してきました。 

                                                     

今回の総会では「肺癌の予後改善に向けての挑戦」をテーマとしており、分子標的治療に関するテーマを主要演題として多く取り上げられた他、  内科、外科、放射線科、病理など多くの専門分野の演題が多数ありました。                                             

当教室からも矢野教授、竹内先生、佐野さん、福田が発表しました。

 国際シンポジウムで発表された矢野教授

  

演題/Mechanisms of EGFR-TKI resistance and therapeutic strategies in lung cancer

ワークショップで発表された竹内先生

 

演題/BIM遺伝子多型に起因するEGFR-TKI耐性とHDAC阻害薬併用による耐性克服治療戦略

ワークショップで発表された佐野さん(中央)

  

演題/発光イメージングシステムを用いた小細胞肺がん多臓器転移モデルにおけるHsp90阻害薬の効果

 私は一般演題で発表しました。

                                                                                                         演題/EGFR遺伝子変異陽性肺がんにおける新規治療標的Aki1の制御法開発

 学生時代はずっと農学系にいましたので、今回初の癌研究での発表でした。                                          正直、これまで味わったことのない学会の空気感に2日間緊張しまくっていました (発表は2日目の最後でした。。)

しかも今回、アメリカに留学された山田先生の代理として発表を任されており、絶対に失敗できないという思いで一杯でしたが、お陰様で無事に乗り切ることができました。                                          ご指導ありがとうございました。                                                                                                                                                                    

学会では、臨床に関する発表が多かったのですが、                                              治療に結びつく実用的な研究の必要性を実感させられると共に、今後研究を進めていく大きなモチベーションが得られました。                                                                  来年は、自分の研究成果を発表できるように頑張っていきたいと思います。

 (おまけ)

学会終了後、やってきました

学会終わった後、

  

地上450mからの東京の夜景は想像以上に壮絶でした。                                                              平日の夜はすぐに上まで登れます。おすすめです!