大学院生の谷口寛和です。長崎大学より国内留学という形で当教室に2015年4月からお世話になっております。
2016年4月16日~20日にルイジアナ州ニューオーリンズで行われたAmerican Association for Cancer Research (AACR) に山田先生と共に参加させていただきましたのでご報告させていただきます。
AACRはアメリカの癌研究最大の学会とあって、初日から会場は満員御礼、想像していたよりも遥かに多くの研究者が全世界から参加していました。私は「Targeted therapy by MET inhibitors against small-cell lung cancer with aberrant activation of HGF/MET pathway」、山田先生は「Loss of LKB1 in NSLC confers sensitivity to MEK inhibition of AKT-FOXO3 pathway」というタイトルで発表を行いました。私の最終日の発表だったため、あまり人も来ないかと勝手に決め付けていましたが多くの方がポスターを見に来てくれました。慣れない英語でのプレゼンテーションでしたが、汗をかきながら何とか研究内容を伝えることができました。
写真1:朝一から満員のメイン会場 写真2:質問に英語で答えています 写真3:ポスター会場の様子 写真4:山田先生
学会全体を通じて、免疫療法に関連する演題が多かったことと、ctDNAやCTCなど非侵襲的な技術を生かして臨床検体を検討する研究が多かったように思います。AACRに参加させていただき、今後ますます研究ならびに英語学習の努力が必要であることを強く感じました。今回の経験を生かし、今後とも精進していきたいと存じます。
最後になりましたがこのような学会参加の機会を与えてくださった矢野教授、および学会期間中にご迷惑をおかけしましました先生方に感謝申し上げます。
文責:谷口寛和