金沢大学がんセンターブログ

金沢大学がん高度先進治療センター医局における
日々の出来事を適宜更新していきます。

AACR 2016

2016-04-25 20:50:42 | 日記

大学院生の谷口寛和です。長崎大学より国内留学という形で当教室に2015年4月からお世話になっております。

2016年4月16日~20日にルイジアナ州ニューオーリンズで行われたAmerican Association for Cancer Research (AACR) に山田先生と共に参加させていただきましたのでご報告させていただきます。

AACRはアメリカの癌研究最大の学会とあって、初日から会場は満員御礼、想像していたよりも遥かに多くの研究者が全世界から参加していました。私は「Targeted therapy by MET inhibitors against small-cell lung cancer with aberrant activation of HGF/MET pathway」、山田先生は「Loss of LKB1 in NSLC confers sensitivity to MEK inhibition of AKT-FOXO3 pathway」というタイトルで発表を行いました。私の最終日の発表だったため、あまり人も来ないかと勝手に決め付けていましたが多くの方がポスターを見に来てくれました。慣れない英語でのプレゼンテーションでしたが、汗をかきながら何とか研究内容を伝えることができました。

 写真1:朝一から満員のメイン会場  写真2:質問に英語で答えています  写真3:ポスター会場の様子  写真4:山田先生

 学会全体を通じて、免疫療法に関連する演題が多かったことと、ctDNAやCTCなど非侵襲的な技術を生かして臨床検体を検討する研究が多かったように思います。AACRに参加させていただき、今後ますます研究ならびに英語学習の努力が必要であることを強く感じました。今回の経験を生かし、今後とも精進していきたいと存じます。

 最後になりましたがこのような学会参加の機会を与えてくださった矢野教授、および学会期間中にご迷惑をおかけしましました先生方に感謝申し上げます。

文責:谷口寛和


第56回日本呼吸器学会学術講演会(京都)

2016-04-11 22:55:31 | 日記

4月8日から4月10日にかけ、京都で日本呼吸器学会学術講演会が開催され、参加・発表して参りました。今回の本学会には矢野教授と私の2人が参加しました。春の行楽シーズンの京都で開催され、天候にも恵まれましたが、期間中、呼吸器領域の多岐にわたる発表を拝聴しなければならなく、あまり京都に来ていることを感じることなく、金沢に戻ることになりました。

今回、私は研究成果の口演発表の他、自分の海外留学の体験を若い呼吸器内科医の先生方にお話しする役割を与えていただきました。お話を頂いた時点では、どのような形でお伝えするのが良いのか見当がつかず、いつもの発表よりスライド作成は手間がかかりましたが、改めて留学経験の意義について振り返る良い機会になり、自分にとっても良い経験になりました。

今年もこのような学会参加を通じて、新たな知見を得ることで、より良い診療、研究を進めていけるように努力して参りたいと思います。

  会場の国立京都国際会館  学会場の国立京都国際会館から;桜がまだ残っていました。

文責:山田


歓送会

2016-04-06 17:05:29 | 日記

2015年春、北陸新幹線開業と時を同じくして、金沢大学がんセンター(旧 高度先進がんセンター)に山梨大学循環器・呼吸器内科より内地留学させていただきました。

街は活気づき、明るいムードが充満していました。そのような中、全国から集まった同期3人や先輩の先生がたに支えられ、なんとか実験を始める事ができました。

今では、腫瘍を診療する医師はすべからく若い内に基礎研究をしてから、臨床経験を積み重ねたほうが良いのではないかとさえ思っています。

矢野教授を始めご指導いただきました先生に感謝申し上げます。

また、無理をいって送り出していただきました山梨の先生がたに、少しでも恩返しができる様、日々の診療に携わっていければと思っています。

 

文責:渡邉