兼六園の桜も蕾が開くのを待つ頃と存じますが、金沢大学並びに北陸の皆様におかれましてはますますご健勝のほどとお喜び申し上げます。
新潟大学の石川大輔です。お久しぶりです。
ご報告になります。
この3月をもちまして大学院を卒業し、4月から医学博士となります。
金沢がんセンタースタッフはじめ、私にいろいろ教えてくださった患者さんや医療スタッフの皆様、新潟大学の皆様、私の家族、酒を酌み交わす悪友達の助けがあって、金沢での論文を以って学位を取得できました。心より御礼申し上げます。
当第二内科の異動は7月ですので、まだ3ヶ月は大学病院で働きます。それまでに医学博士の肩書に負けない医師になるよう精進しなくてはなりませんね。
まだまだ未熟者ですが、「学位」では換えられない貴重な金沢での二年間の経験を活かし、これからもがん診療の道を走って行きたいと思います。
今後とも宜しくお願い申し上げます。
新潟大学医歯学総合病院 第二内科 石川大輔
3/22(土)春の陽気に包まれた中、石川県スポーツセンターにおいて金沢大学学位記・修了証書授与式が開催され、午後には宝町キャンパスにて医学系研究科の学位伝達式が開催されました。当科からも何とか無事に博士課程を修了した私、中川と南條先生がこの日を迎えることができました!!
今年は総勢2600余名が金沢大学より学位(学士・修士・博士)が授与されるとのことで、石川県スポーツセンターは華やかな衣装を身にまとった卒業生、ご家族、在校生が参加。私も前祝で二日酔いになりながらもなんとか会場に辿り着き、ステージ正面の前から2番目という絶好のポジションで授与式に参席しました。
外国の映画でみたようなアカデミックガウンを纏う方々に囲まれ、学長のお言葉を頂戴したり、卒業生の「北陸の厳しい天候の中でも~」で始まる答辞を聞いているうちに、少しずつ「卒業」というもの実感し、感慨深くなりました。
午後には宝町キャンパスにて開催された医学系研究科の学位伝達式に南條先生とともに参席。研究科長から拝受した学位記は想像よりも重いものでした。
3年という期間、楽しいことも、しんどいこともあったけれど、素晴らしい指導教官、先輩方、同僚、共同研究者のご指導と支えにより何とか無事に学位を取得することができました。慢心することなく、これからも精進していきたいと思います!!
中川 学之
2014年3月22日医学博士号を取得することができました！
医学部時代はまじめに基礎医学を学んだわけでなく、卒業して臨床ばかり6年した後、実験手技はなにひとつわからない状態で3年前の4月、金沢大学腫瘍内科の研究室に大学院生としてきました。期待もありましたが、初期研修が始まったときのような不安を持ちながら実験を始めました。
実験の手法から分子標的治療で起こっている問題を解決するための考え方、そして北陸での生活の仕方まで、あらゆる面においてあたたかくご指導下さった、主任教官の矢野教授をはじめとする腫瘍内科の皆様方には本当にお世話になりました。
このような僕でも、3年での早期卒業をさせていただけたのは、直接の指導教官であった山田先生の深い愛情があってのものであったと考えております。この場をお借りしてアメリカご留学中の山田先生に感謝の気持ちを伝えさせていただきます。
これからは当教室に少しでもお返しができれば、と考えております。
３年間本当にありがとうございました。
がん分子標的医療学講座博士課程3年生
南條 成輝