金沢大学がんセンターブログ

金沢大学がん高度先進治療センター医局における
日々の出来事を適宜更新していきます。

2011年 JDDW (福岡)

2011-10-26 13:50:34 | 日記

 今年の春以来のブログ執筆になります。

 

数年前は当科のブログの更新はそれほど頻繁ではなかったように記憶していますが、最近は医局員が増えたこともあり、ブログ更新の回数が増え、ジャンルも学会ネタ、旅行ネタ、マラソンネタ、宴会ネタなど種々にわたっており (本業以外の記事が多くてすいません)、自分の医局のことながら徐々に内容が充実 (?) してきているように思っています。

 

 

さて、1020 ()23 () 福岡で開催された第19JDDWに参加してきました。昨年のブログでも述べましたが、JDDWJapan Digestive Disease Weekの略であり、消化器関連の学会 (日本消化器病学会、日本消化器内視鏡学会、日本肝臓学会、日本消化吸収学会、日本消化器がん検診学会、日本消化器外科学会の計6学会) がまとめて行われ、医学系学会の中ではおそらく3本の指には入るであろう大きな学会です。

 

今年は当センターから毛利先生と私が参加しました。毛利先生は膵癌に併発したまれな合併症の発表 、私は普段手掛けている超音波内視鏡 (EUS) に関する発表を行いました。2人ともポスター発表でしたが、意外に多くのギャラリーが聞きに来てくれました。

 

                

 

 

自分は普段の診療に関係のある内視鏡、化学療法の演題を中心に講演を聞きに行きました。4日間ほとんど朝から晩までの参加でしたので、さすがに最後はお疲れモードになりましたが、最新の知識の整理には大変役立ちました。

 

 

学会での最大の (?) 楽しみである夜の部門では、毛利先生と一緒に毛利先生お気に入りのすき焼き風のもつ鍋を食べに行きました。やはり博多のもつ鍋はとても美味しかったですね。病みつきになりそうな味でした。

 

             

 

 

今回の学会で身につけた知識を明日からの診療に還元してゆきたいと考えています。 

 

 

文責 大坪公士郎

 


金沢百万石ロードレース2011

2011-10-21 15:42:21 | 日記

先の金沢城下町ハーフマラソンに続きまして、石川がお送りします。

去る10月16日(日)、当がんセンター一同は金沢百万石ロードレースに参加して参りました。

               

  

今回は山田先生と中出先生が5kmに、南條先生と小生が10kmに参加いたしました。

 

 小生にとって人生二回目の公式マラソン、いきなり10kmに距離を伸ばすのはどうかと思ったのですが… しかもコースの高低差がおよそ50m近く。直前に知って心が折れそうです。
それまで雨模様でしたが、当日は曇天ながらも雨は上がっておりました。降ってくれたら参加は取りやめたものを…

 

              

                (レース前の様子)

とにかく上記のようなことをぶつくさつぶやきながら、スタートラインに立ちます。 5kmは8:15に出走、10kmは8:55に出走なので、10km参加組が出るころに5kmの山田先生と中出先生は走り終えたさわやかな表情で見送りに来てくれました。酷い。

 

 

最初は兼六園を回り広坂方面に向かう下りです。流石に10kmでは皆様最初からトばす感じでも無いようですが、下り終わったころには少し息が乱れてきてしまいます。ここからが長い忍耐の時間で、呼吸を落ち着けたらとにかくペースを守ることに集中します。それでも6kmくらいになると、笠舞から永安町へ向かうなだらかな坂を上り続けた負担がグッとのしかかります。このあたりで何名かの選手さんに追い抜かれるのもキツイです。
こんなとき、沿道に出ている見知らぬ人の応援でも、とても励みになります。

 

大学病院手前に来ると、坂を上って削られた体力と、それでも2km近い残り走路にへこたれそうになります。

 

                

           (大学病院手前、でも笑顔は絶やさず力走中)

 

しかしここで事務の岡本さんのまさかの声援(旦那さんが出走していたそうです)、続いて山田先生の『あと200M』という大嘘と中出先生の激励を受けます。腿も痛くなってきていましたが、なんとか力を振り絞って走り続けることができました。

 

 

タイムはお恥ずかしいのでここには書きませんが、とにかく皆で完走できて良かったです。

10kmを完走できたことは自分の励みになりましたが、翌日から数日間にわたり腿と臀部の筋肉痛に悩まされました…遅れてくる筋肉痛は心にグッときます(筋肉痛の遅れと年齢との関係は証明されていないそうですが)。

 

次は、11月13日(日)、金沢市民マラソンに病棟スタッフともども参加します。

 

石川大輔


第65回日本肺癌学会北陸支部会の開催及び演題募集のご案内

2011-10-21 14:29:33 | 日記
次回開催(平成24年2月)の肺癌学会北陸支部会は、当センターの矢野教授が当番世話人です。

興味のある先生方は奮ってご参集ください。

以下、案内状です。


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第65回日本肺癌学会北陸支部会の開催及び演題募集のご案内

日 時 :平成24年2月4日(土)

会 場 :金沢大学宝町キャンパス 医学部G棟第3,4講義室
     〒920-0934 金沢市宝町13-1

当番会長:矢野 聖二
     (金沢大学がん進展制御研究所 腫瘍内科)

【演題募集要項】
演題申込み:応募は原則としてメールにてお願い致します。メール本文中に、演題名、所属、氏名(演者に○)を明記し、件名:肺癌北陸支部会演題申し込みとして、下記、アドレス宛て送信して下さい。
E-mail 宛先:shuyonai@med.kanazawa-u.ac.jp
演題受信のお知らせは、メールにて返信いたします。応募後2日以上返信がない場合は、お手数でもご一報ください。

演題締切日:平成23年12月1日

【連絡・問い合せ先】
〒920-0934 金沢市宝町13-1
金沢大学がん進展制御研究所 腫瘍内科
事務局:山田、堂林 
TEL:076-265-2794 FAX:076-234-4524

第70回 日本癌学会学術総会(名古屋)

2011-10-06 17:22:26 | 日記

10月3日から5日にかけ、愛知県名古屋市の名古屋国際会議場にて第70回日本癌学会学術総会(学術会長 田島和雄先生)が開催されました。

本学会は、文字通り、日本の癌研究に携わる多くの研究者(基礎、臨床研究に関わらず)が一堂に会する学会で、我々も最も力を入れている学会のうちの一つであります。

学会への参加目的はいろいろですが、研究成果を発表すること以外にも、他の研究者たちと直接、情報交換を行えることがあげられます。

今回も海外から多くのご高名な先生方がお見えになっていました。


中でも、肺がん治療における耐性研究の第一人者のひとりでいらっしゃるEngelman博士などとの交流は大変意義深いものでした。

 

(左から順に衣斐先生、矢野教授、Engelman先生、清宮先生、清水先生)

 

また、本来の主目的である研究成果に関しても、今回は当センターより4演題(矢野教授、安本講師、山田、竹内助教)の発表を行いました。

大変喜ばしいことに、いずれの演題も口演に選ばれ(International Sessions 2題、Oral Sessions 2題)、徐々にではありますが、我々の日々取り組んでいる研究成果が評価されつつあることを感じることができました。同時に、様々なdiscussionを行うことができ、大変有意義な時間を過ごすことができました。その一方で、個人的には、英語でのpresentationを行うことで、その重要性を改めて再認識する良い機会になりました。

今後も引き続き、より多くの臨床への還元を目指した研究成果が出せるように努力していく所存です。

 

山田