金沢大学がんセンターブログ

金沢大学がん高度先進治療センター医局における
日々の出来事を適宜更新していきます。

第46回日本膵臓学会大会 (於 名古屋)

2015-07-01 15:54:33 | 日記

6月19日 (金)~20日 (土) 名古屋国際会議場で第46回日本膵臓学会大会が開催されました。

今回の学会では、2日目の最後のセッションで「EUS-FNA検体を用いた膵癌における上皮間葉転換 (EMT) マーカーに関する検討」のタイトルで発表を行いました。膵癌症例からEUS-FNAにて採取した検体を用いてEMTに関する免疫染色を行ったもので、スッキリとした結果にはなりませんでしたが、今後さらに検討を重ねてゆきたいと考えています。

1日目の夕方には全員懇親会が行われましたが、昨年に続いて途中から抜け出し、知り合いの先生方と手羽先の「風来坊」に行ってきました 。

 

右から能登原憲司先生 (倉敷中央病院病理検査科主任部長)、北川裕久先生 (富山市民病院消化器外科部長)、渡邊弘之先生 (福井県済生会病院内科、当科前准教授)、矢野正明先生 (富山県立中央病院内科)、筆者。昨年に引き続き錚々たるメンバーに囲まれ、大変楽しい一時を過ごすことができました。

御存知のように名古屋の手羽先は「風来坊」と「山ちゃん」が東西の横綱であり、味の好みにより「風来坊」派と「山ちゃん」派に分かれるようですが、自分はどちらかと言えば、ピリッと辛目の「風来坊」派です。手羽先は大変美味しく、おそらく30~40本くらいは食べたと思いますが、夢中で食べてしまったせいか、初っ端に前歯が欠けてしまいました。そのため、写真は口を閉じて写っています (ちなみに前歯は翌週治してきました)。ところで、今回も御一緒させていただいた能登原憲司先生は自己免疫性膵炎に関しては世界で最も有名な病理医の1人ですが、今年から当科に加わった西山先生と3月まで一緒に働いておられました。西山先生の感想を聞くと、「よく部屋に来て、ねちっこく質問をしていた」とのことでした。西山先生にはさらにねちっこく研究を頑張っていただければと思っています。

来年の膵臓学会は8月に国際膵臓学会と兼ねて仙台で開催される予定です。来年も美酒が飲めるようさらに仕事を頑張ってゆきたいと思います。

文責 大坪公士郎