金沢大学がんセンターブログ

金沢大学がん高度先進治療センター医局における
日々の出来事を適宜更新していきます。

日本分子生物学会第11回春季シンポジウム (金沢)

2011-05-30 09:35:04 | 日記

5月25日から26日にかけ、金沢県立音楽堂にて 日本分子生物学会第11回春季シンポジウム「分子生物学の明日-金沢シンフォニー」 が開催され、参加しました。

今回のシンポジウムでは、金沢大学がん進展制御研究所が主催する金沢国際がん生物学シンポジウムを組み入れ、International Sessionとして開催されました。

会長は、金沢大学がん進展制御研究所の平尾 敦教授がお勤めになることもあり、当センターからも下記のポスター発表を行いました。

1 HGFによるEGFR肺癌の耐性機構に対する新規治療薬の有用性に関する報告

2 胃がん腹膜播種発症へのEGFR/EGFR ligandの関与についての報告を行いました。

金沢駅前での開催であったため、臨床・研究の合間に、大学院生とともに参加しました。

今後も様々な学会および研究会に精力的に参加したいと思います。


JSICR-MMCB 2011(大阪)

2011-05-30 09:17:35 | 日記

第76回日本インターフェロン・サイトカイン学会および第19回マクロファージ分子細胞生物学国際シンポジウム2011合同開催国際会議に参加して

 

 

2011525−7日3日間にわたり、大阪府の南方に位置する関空近くの ANA GATE TOWER HOTELで上記の合同開催による国際学会(JSICR-MMCB 2011)が開かれ、研究発表を兼ね参加した。マクロファージ分子生物研究会は1993年に設立された研究会で、学位取得からの恩師である松島綱治先生(元金大がん研教授で現在東大教授、IL-8の同定者でケモカインの第一人者)が会長をされている。また、胃癌腹膜播種形成機序に関する初の研究報告(Yasumoto et al. Cancer Research 2006;66(4):2181-7)の際に富山医薬大・和漢総研・准教授の小泉桂一先生を通じて大変お世話になった、こちらもケモカイン分野の大御所である義江修先生(現近畿大学教授)が、今回本学会の当番会長をされることになり出席させて頂いたしだいである。 

 国際学会であるため発表はすべて英語で行われ、日頃ここまで英語の環境におかれる機会は少なく、その意味ではよい機会となった。発表はどれも興味深いもので、Toll-like receptor(TLR), Autoimmune disease(caspase1,IL-1b),Mφ induced C-lectin (Mincle)など主に免疫関連中心で最近のトピックスがその研究を牽引する研究者によりあった。私は今回ポスター発表であったが、ポスター参加者(47名)にも参加者全員の前でのスライドを用いての1分間プレゼンの機会が与えられ、要約して研究内容の紹介をおこなった。 

 一枚目の写真は、私(左隅)の隣が今回会長を務められた義江先生、そのお隣が恩師の松島先生。二枚目の写真は、会場で偶然お会いした木村先生とのショットで、金大から現在近畿大学に移られ精力的に研究を続けられているとのことであった。

 

 

K Yasumoto

 

 

 

 


チームプレー (金沢城リレーマラソン)

2011-05-28 21:47:56 | 日記

 医療においてチームプレーは重要なのはもっともなこと。

でも今回は病院の外でのお話。

それでは、はじまりはじまり~♪

 

それは病棟でのあるNs.Dの一言からはじまった。

Ns.D『先生方って走れますか?』

僕『はしれるよ、たぶんY先生やT先生、N先生も走れると思う』

Ns.D『わかりました、では決まりですね!!申し込んでおきますから。』

 

えっ!?申し込み??

 

Ns.D『金沢城リレーマラソンですよ。まだ3人しかメンバーがいなくて、先生方に参加していただけるならとても助かるんです。みんなでリレーしながらフルマラソン走るんですよ。じゃ、おねがいしますね、スケジュール空けておいてください。』 

 

ということで、522日開催のマラソン大会に出ることになってしまった。

市民マラソンで走ったりと、比較的走ることに興味があった僕はまんざらでもなかったので、この話を医局に持ち帰ることにした。

 

Dr.Y『そんなん無理ちゃうん。走れんって。T先生とかN先生が出たらいいんちゃうん?』

Dr.T『いやぁ~残念ですね~ぼく日直なので行けないんすよ。残念だなぁ()

Dr.N『僕神戸にいたころは走ってましたけどね~他に誰が出るんすか?』

Dr.Y『N先生やる気なん?そんなら俺も出よかな、めっちゃ隠れて練習したるわ!!

僕『じゃ、Y先生とN先生と僕とでエントリーしてもらいますね』

 

・・・ということで参加することになってしまった。

 

当日朝、豪雨。

ひとまず早朝に会場入り。

かなり人がいたが、これでも雨で棄権したチームがたくさんあったとのこと。

前日、タスキは持参であることが発覚。急遽実家に行き、母につくってもらったのがこれ。

 

 

さすがいい出来です。ありがとう。チームのみんなでアルパカTシャツも着ました。

 

そんなこんなで、大雨の中みんなで冷えながら2時間近く待ち続けいよいよスタートの時間。

なんと・・・晴れてきた!!

 

11.9キロのコースをみんなでリレー。僕は3週の割り当て。

タスキを受け取って快調に飛ばしていると、心臓破りの坂が!!!

コースの下見しておけばよかった…。

1週目の序盤にして僕の足は悲鳴をあげております。がんばれ足!!

(23週目はペース配分がわかり意外と余裕でした。)

 

やはりガチマラソンのできるN先生は僕たちのチームのエースでした☆

 

ちなみに2次会でこんな風においしそうにBeerを飲んでいたY先生 (下の写真)も練習の成果を発揮しておられ、いいペース。

 

 

 

参加していただいた他科のDr.Oもいいペース、Nsのみなさんも頑張りました!!

マラソンでも打ち上げでも病棟とは違った環境でディスカッションができたのではと思います。来年はもっと人数を増やしていこうかと。

 

当病棟スタッフの参加希望者大募集!! 来年は走りましょうね、T先生?

 

タイムはそんなによくありませんが走りきることが重要♪

下はみんなで撮った記念写真と完走証です。

 

 

 

 

 

 

 

J. NAKADE


第97回日本消化器病学会総会

2011-05-23 08:17:41 | 日記

 来たる513日から15日までの3日間97回日本消化器病学会総会が新宿の京王プラザホテルにて開催されました。今回は311日に起こった東日本大震災のため、開催も危ぶまれましたが、(会長の慶応義塾大学消化器内科 日比紀文教授の言葉をお借りしますと) 有事の中でも我が国の「消化器病学」をさらに先に進めるエンジンを止めないことが重要と考え、予定通り開催することとなりました。ただし、節電を考慮し、本来夕方に行われるプログラムは繰り上げあるいは中止となり、いつもとはいささか趣が異なる学会となりました。

 今回、自分は当科で経験した稀な膵癌の剖検例についてのポスター発表を行いました。また、今回の学会では、会長の知人で、元総理大臣の安部晋三氏が東日本大震災を踏まえて現在の日本の置かれた現状や今後の課題について講演されました。やはり元総理大臣の講演とあって、会場は立ち見も多数出て、大変好評でした (自分も立ち見客の1人でした)

 本学会はまもなく100回を迎える歴史のある学会です。今後も当科から多くの演題を出し、盛り上げてゆきたいと思います。

 

文責 大坪公士郎


平成23年度がんセンター花見の会

2011-05-08 07:46:55 | 日記

 

427 () 犀川沿いの魚処 てらきにて当センターの花見の会を開催しました。311日に起こった東日本震災のため、日本中が自粛ムードであり、当初花見の会を開催すべきか迷いましたが、日本が元気を失っている時こそみんなで力を合わせて日本全体を盛り上げてゆこうと、一致団結するきっかけになる会にしたいという意味を込めて、例年通り開催することにしました。 

 

会に先立ち、桜を見ることなく尊い命を落とされた多くの人たちのために黙祷を行いました。今回の大震災は日本全体にとって大きな打撃であるとは思いますが、この国難を乗り越えて新たな日本を作り上げてゆくことが今回犠牲になられた方々へのせめてもの供養になるのではないかと個人的には考えています。 

 

さて、花見の会は歓迎会も兼ねて行われました。今年度から当センターにはスタッフ紹介にも掲載されているように、神戸市立医療センター中央市民病院から南條先生 (写真1)、エーザイ株式会社から中川さん (写真2)、新潟薬科大学から佐野さん (写真3) が新たに加わり、東10階の病棟薬剤師である中出先生も大学院生 (博士課程) として一緒に研究をすることになりました。また、3月から一足先に医学部5年生の蔵本君も当センターにて研究を行っています。また、看護部につきましては、角鹿師長の後任として、東4階から谷田師長が赴任され、新人ナースとして、尾山さん、疋島さんも加わりました。 

新たに加わった方々には、お1人ずつ挨拶していただきましたが、南條先生のビール一気飲みに触発され、ほぼ全員がビールの一気飲みを行うという体育会系の乗りでありました。 

今年度は新しいメンバーが多く加わり、当センターは益々活気ある医局になるものと期待しています。そして、今後当センターから多くのことを発信してゆき、日本全体を元気づけられるよう大いに頑張ってゆきたいと思っています。 

 

文責:大坪公士郎 

 

 

 

写真1:若手医師の雄姿?です。

注意:彼は、もともとアルコールの代謝酵素が豊富なためこのような振る舞いが可能です。皆様は決してマネをなされないようにしてください。(管理人)

 

 

 

 

写真2:頼りになる仲間が加わりました。

 

 

 

 

写真3:毎日元気に頑張っています。F1が好物だそうです。