第76回日本インターフェロン・サイトカイン学会および第19回マクロファージ分子細胞生物学国際シンポジウム2011合同開催国際会議に参加して
2011年5月25−7日3日間にわたり、大阪府の南方に位置する関空近くの ANA GATE TOWER HOTELで上記の合同開催による国際学会(JSICR-MMCB 2011)が開かれ、研究発表を兼ね参加した。マクロファージ分子生物研究会は1993年に設立された研究会で、学位取得からの恩師である松島綱治先生(元金大がん研教授で現在東大教授、IL-8の同定者でケモカインの第一人者)が会長をされている。また、胃癌腹膜播種形成機序に関する初の研究報告(Yasumoto et al. Cancer Research 2006;66(4):2181-7)の際に富山医薬大・和漢総研・准教授の小泉桂一先生を通じて大変お世話になった、こちらもケモカイン分野の大御所である義江修先生(現近畿大学教授)が、今回本学会の当番会長をされることになり出席させて頂いたしだいである。
国際学会であるため発表はすべて英語で行われ、日頃ここまで英語の環境におかれる機会は少なく、その意味ではよい機会となった。発表はどれも興味深いもので、Toll-like receptor(TLR), Autoimmune disease(caspase1,IL-1b),Mφ induced C-lectin (Mincle)など主に免疫関連中心で最近のトピックスがその研究を牽引する研究者によりあった。私は今回ポスター発表であったが、ポスター参加者(47名)にも参加者全員の前でのスライドを用いての1分間プレゼンの機会が与えられ、要約して研究内容の紹介をおこなった。
一枚目の写真は、私(左隅)の隣が今回会長を務められた義江先生、そのお隣が恩師の松島先生。二枚目の写真は、会場で偶然お会いした木村先生とのショットで、金大から現在近畿大学に移られ精力的に研究を続けられているとのことであった。
K Yasumoto
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます