≪ビトロス8世の日記15-機雷の海-≫
敵(侵略者)は隕石の周囲に宇宙機雷をはりめぐらし始めた。
「やっかいなものを出してきやがった
これを片付けないと隕石には近づけない。
時間をかせぐつもりだな。」
王子はふうっと深い息をはいた後に言った。
「今の攻撃力では一掃するのに時間がかかる。
ここはレベルアップするしかない。」
すぐさまこたつ氏が私に依頼した。
「ビトロスさん、地球もしもしダイアルに私たちのレベル3解除を申請してください。」
私は再び地球携帯を手にした。
プルル、プルルルル
「もしもし、地球もしもしダイヤルですか。
さきほど電話しましたビトロスと申します。」
-はい、こちらは地球もしもしダイヤルです。こんにちは-
「地球王子とその従者のレベル3解除申請をお願いします。」
-そちらの状況は把握しています-
-今は機雷源を突破することが急務です。
地球王子とその従者のレベル3解除を許可します-
「ありがとうござ・・・
礼を言い終わらないうちに、今度はフィールドがまばゆい光に
満ち始めた。まぶしくて目をそばめていたら、いつのまにか
巨大なものが私の下にあり、私を乗せて持ち上げようとしていた。
一体何が起きたのかと目を見開くとそこには地球の神話に
登場する伝説の生き物、竜が2匹、私と王子を乗せ横たわって
いた。
「王子、もしかしてこの竜は」
「おう。これが風神と雷神の最終形態だ。
ついでに武器もそろえておこう。」
そういうと王子は月の方向になにやら合図した。
するとまもなく、月から太刀が飛んできた。
「ビトロスの分も要るからな」
もういちど合図するともう1本太刀が飛んできた。
王子はそれを私の前に置いた。
「今まで地球の犬の姿でよくがんばった。レベル3になるとこんなこともできる。」
王子はそういうと私の頭の上に手をあてて念じ始めた。
私の心に懐かしい記憶がよみがえろうとしていた。
私の肉体が犬族のかたちへと変化し始めていたのだ。
まもなく、犬族の戦士として戦える体ができていた。
ベースが犬なので背は低いままだが、心に驚きと感動が
あふれていた。
(初稿 2007-02-28 01:44:21)
敵(侵略者)は隕石の周囲に宇宙機雷をはりめぐらし始めた。
「やっかいなものを出してきやがった
これを片付けないと隕石には近づけない。
時間をかせぐつもりだな。」
王子はふうっと深い息をはいた後に言った。
「今の攻撃力では一掃するのに時間がかかる。
ここはレベルアップするしかない。」
すぐさまこたつ氏が私に依頼した。
「ビトロスさん、地球もしもしダイアルに私たちのレベル3解除を申請してください。」
私は再び地球携帯を手にした。
プルル、プルルルル
「もしもし、地球もしもしダイヤルですか。
さきほど電話しましたビトロスと申します。」
-はい、こちらは地球もしもしダイヤルです。こんにちは-
「地球王子とその従者のレベル3解除申請をお願いします。」
-そちらの状況は把握しています-
-今は機雷源を突破することが急務です。
地球王子とその従者のレベル3解除を許可します-
「ありがとうござ・・・
礼を言い終わらないうちに、今度はフィールドがまばゆい光に
満ち始めた。まぶしくて目をそばめていたら、いつのまにか
巨大なものが私の下にあり、私を乗せて持ち上げようとしていた。
一体何が起きたのかと目を見開くとそこには地球の神話に
登場する伝説の生き物、竜が2匹、私と王子を乗せ横たわって
いた。
「王子、もしかしてこの竜は」
「おう。これが風神と雷神の最終形態だ。
ついでに武器もそろえておこう。」
そういうと王子は月の方向になにやら合図した。
するとまもなく、月から太刀が飛んできた。
「ビトロスの分も要るからな」
もういちど合図するともう1本太刀が飛んできた。
王子はそれを私の前に置いた。
「今まで地球の犬の姿でよくがんばった。レベル3になるとこんなこともできる。」
王子はそういうと私の頭の上に手をあてて念じ始めた。
私の心に懐かしい記憶がよみがえろうとしていた。
私の肉体が犬族のかたちへと変化し始めていたのだ。
まもなく、犬族の戦士として戦える体ができていた。
ベースが犬なので背は低いままだが、心に驚きと感動が
あふれていた。
(初稿 2007-02-28 01:44:21)