金沢発 あれやこれや

-ヒントをくれる存在に感謝しつつ物語をすすめます-

混乱の増すグリーン調達事情23

2018-12-19 23:33:53 | グリーン調達
《プラスチックと循環経済》
韓国RoHSと呼ばれる
 電子部品等資源循環法
が半年の短さでフタレート4品目を
追加し、EU-RoHSと同じ時期に規制
開始したい意向。すごく急だが
それをしないと輸出重視の国では
困ることになるのでしょう。

日本側はついていけるのか。
ついていけないのか。ついて
いこうとは思わないのか。
本当に優秀な官僚を備えた国
が将来優位に立つはず。

中国市場を重要視する企業が
中国RoHSのルールを社内管理
に取り込む姿勢もある。
日本国内市場だけで延命を
図るのでないなら、自分で
経営を切り盛りするしかない

   ***

話は変わるが、インドでは
再生使用しないプラスチックを
世の中から追放する動きが
加熱してて、最初はストアで
配るプラスチック袋が対象
だったが、話がでかくなり
厚さ50ミクロン未満の包装用
全プラスチックが含まれる
様相になり、電子部品に飛び
火して面倒になってる。

この活動は欧州が唱えた
循環経済政策からきてる。

米国と日本は先に仏G7
で提唱された、海洋プラス
チック対策に主眼をおいた
プラスチック憲章への参加
を回避したことで風当たり
が強い。使い捨てプラ容器
を世界で最も捨てている
ナンバー1と2だ。

日本は来年6月のG7で挽回
すべく環境省小委員会で
世界に誇れる方針を練ってる
が、すでに大問題がでてきた。

日本は焼却炉でプラスチック
を燃やすことで再生使用は
しないが、熱に変換して
利用する
 サーマルリサイクル
を柱にする様子だが、それは
世界から見ると、空気を汚し
地球温暖化を進める行為
なので冷笑の的にしかなら
ないらしい。ペットボトル
を減らす具体策を示せない
と中身不足らしい。

小委員会の参加委員が新聞で
それを訴える記事がでて、
これは揉めてるなと思った
政府が初めから用意してた
方針が使われ、小委員会が
イベントのように扱われた
のを危惧されたか。

企業も欧州の循環経済政策や
プラスチック憲章の動きに
追随必要と思われる。役所
にはがんばってほしい。

コメント
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