≪損失が目立つRoHS指令≫
RoHS指令を改めて調べると不可解な事が
増えます。
政府がJEMAIに依頼し専門業者が作成した
CEマーキング申請の手引きでは、パーツ
毎にRoHS指令しきい値適合不適合を
まとめればよかった。EUが発行した手引
き書の日本語版で純正な内容だ。
証拠書類に分析データは不要で、
不使用宣言書があればよい。
この内容は今も有効である。
ところが、その後J-Mossでは均一材料毎
の確認が必要とされ、分析データによる
証明が課される。このあたりで軌道が
おかしくなったように感じる。
欧州の発信情報を読んでると、リサイ
クルが進まない状況にいらいらしてる
様子が伺える。外国がRoHS指令の
内容を誤解したのは、欧州側の説明力
の無さも確かにある。
絶対にリサイクルされそうもない
微小部分は除き、貴金属以外はある
程度の容量を持つパーツのみピック
アップしてRoHS指令しきい値を満た
すか確認するように修正することで
川中の中小企業を疲弊させてる
分析地獄を絶てるかもしれない。
***
最近気づいたことがある。
「均質材料」の材料という言葉で
製造ライン投入前の素材を分析する
と誤解した人が日本に多いのかも
しれないこと。
自分は原本の英語で確認しており、
そういうニュアンスは存在しない
ため、気づきもしなかった。
おかしいと思わない人もいるのだ。
あとRoHS指令の題名にもなってる
ハザーダスの意味を「有害」とか
「危険」と思い込んで訳してるが
RoHS/WEEEのペア法律の目的を
理解してるなら「障害」の意味と
とるのが正しいとわかるはず。
リサイクルの妨げになる物質
の含有制限値が正しい。
「危険物質」と信じてる指導者
が多すぎる。
***
REACH規則でフタル酸エステル類多数
が認可対象物質に登録され、実質、
輸入と製造ができない。たとえば
地元MLCC製造業者が認可申請したとこ
ろ、DBPは認可申請可能になったが
DEHPは審査保留が続いてる。
欧州でMLCCは作れないが、外国企業が
欧州に輸出することは可能という
地元ディスリとも言える状況。
いったいどこのどなたの味方の
法律なのか聞きたくなる。
REACH規則は全化学物質の流通にふり
かかるので規制範囲はRoHSより広い。
総じて禁止されてるのならば2重
管理になり、RoHSでしきい値を設ける
意味が薄れる。
フタル酸エステル類は環境ホルモン
に認知され、米国でも規制強化が
進んでいる。
成型品のフタル酸エステル類チェック
を求める声もあるようで、まだまだ
状況は変化しそうで油断できない。
RoHS指令を改めて調べると不可解な事が
増えます。
政府がJEMAIに依頼し専門業者が作成した
CEマーキング申請の手引きでは、パーツ
毎にRoHS指令しきい値適合不適合を
まとめればよかった。EUが発行した手引
き書の日本語版で純正な内容だ。
証拠書類に分析データは不要で、
不使用宣言書があればよい。
この内容は今も有効である。
ところが、その後J-Mossでは均一材料毎
の確認が必要とされ、分析データによる
証明が課される。このあたりで軌道が
おかしくなったように感じる。
欧州の発信情報を読んでると、リサイ
クルが進まない状況にいらいらしてる
様子が伺える。外国がRoHS指令の
内容を誤解したのは、欧州側の説明力
の無さも確かにある。
絶対にリサイクルされそうもない
微小部分は除き、貴金属以外はある
程度の容量を持つパーツのみピック
アップしてRoHS指令しきい値を満た
すか確認するように修正することで
川中の中小企業を疲弊させてる
分析地獄を絶てるかもしれない。
***
最近気づいたことがある。
「均質材料」の材料という言葉で
製造ライン投入前の素材を分析する
と誤解した人が日本に多いのかも
しれないこと。
自分は原本の英語で確認しており、
そういうニュアンスは存在しない
ため、気づきもしなかった。
おかしいと思わない人もいるのだ。
あとRoHS指令の題名にもなってる
ハザーダスの意味を「有害」とか
「危険」と思い込んで訳してるが
RoHS/WEEEのペア法律の目的を
理解してるなら「障害」の意味と
とるのが正しいとわかるはず。
リサイクルの妨げになる物質
の含有制限値が正しい。
「危険物質」と信じてる指導者
が多すぎる。
***
REACH規則でフタル酸エステル類多数
が認可対象物質に登録され、実質、
輸入と製造ができない。たとえば
地元MLCC製造業者が認可申請したとこ
ろ、DBPは認可申請可能になったが
DEHPは審査保留が続いてる。
欧州でMLCCは作れないが、外国企業が
欧州に輸出することは可能という
地元ディスリとも言える状況。
いったいどこのどなたの味方の
法律なのか聞きたくなる。
REACH規則は全化学物質の流通にふり
かかるので規制範囲はRoHSより広い。
総じて禁止されてるのならば2重
管理になり、RoHSでしきい値を設ける
意味が薄れる。
フタル酸エステル類は環境ホルモン
に認知され、米国でも規制強化が
進んでいる。
成型品のフタル酸エステル類チェック
を求める声もあるようで、まだまだ
状況は変化しそうで油断できない。