はやしんばんぱくの、めげてめけめけ、言論の不自由ブログ

全国各地へ飛び回り、めげてめけめけめげまくり、色々書いていましたが、ブログ終わりました。過去を読めばいい!サラバじゃ~!

昨日・今日・明日へのバラエティ。

2010年03月28日 13時17分33秒 | テレビ番組シリーズ
昨日の朝は『悪いのはみんな萩本欽一である』ではじまった。
何故バラエティは批判を受けるのか、製作者のバラエティに対する考え信念とは何か、製作者は視聴者の現実が見えているのか
といった『放送倫理・番組向上機構』が出した事項に基づき
「バラエティとは何か」という根本的テーマを裁判仕立てで考えてみようといった志向の番組である。
あえてこの番組の製作者をバラエティの人間でなくドキュメンタリーや映画畑の『是枝裕和』氏に任せたところも見所の1つであった。

番組は大将こと『萩本欽一』をバラエティの被告人として
フジテレビの『三宅』氏、日本テレビの『土屋』氏、メディア研究者の『太田』氏を欽ちゃんの証人として出廷させ
過去、現在、未来のバラエティ番組と欽ちゃんの作り上げて来たバラエティというものとを裁判にかけ法廷劇を繰り広げるものだった。
これが非常におもしろかった。

バラエティに於いて欽ちゃんの仕出かしてきた方法論的“暴力”“素人いじり”“低俗性”“いじめ”(これらはバラエティにおいて広い意味範囲での)を紐解いて行くうちに
過去のバラエティと今のバラエティの違いや繋がり、未来への展望や希望が見えてくる。
バラエティの歴史の流れと内容の変化とお茶の間の希望とのシンクロ部分とズレてしまっている部分。
世の中の欲求に果たしてテレビは真っ向から気持ちよく斬り込んでいけているのか。

フジテレビが過去に掲げていたテーマ「たのしくなければテレビじゃない」
その「たのしい」の意味合いは広いと思う。
決してバラエティだけでの事ではないのが事実だ。
でも僕はバラエティ好きな人間として、やっぱりテレビはバラエティに頑張って欲しいと思っている。
「バラエティが、たのしくなければテレビじゃない」くらいの意気込みで。

バラエティは生活に「あってもなくても、どっちでもいいもの」なのかもしれない。
それは多分僕の売っている雑貨なんかも同じである。
すでにあるものだからして、特に新しいものは求めちゃいませんて。
あればあるでこした事はないけど、なければないで死にゃーせぬ。
食べ物、着る物、家じゃあるまいに
贅沢品でしかないんじゃないかいな?
でもやっぱりそこはさ、「なくてはならないもの」であって欲しいっすよ。

当社社長は「低俗で下らない!毒でしかない!」と民放バラエティを全く見ない。
それも良い。
良いが、だからテレビにおいてかなり偏った思考になってしまっているように思う。
それの何が悪い?と言われてしまったらお仕舞なのだけど
何も悪くはないのだけれど、損はしているように思う。
そう、これも社長が食べ物の好き嫌いが多い人に言う「それだけで損しちゃっているわよ!」と同じ事だと思う。
好き嫌いの無い人間の価値観を押し付けてしまう。
無理して見る事は無いが、やっぱり決め付けず見てみるのも大事な事じゃないか?とも思う。
ちなみに僕の母親もお笑い番組が大嫌い。
家庭内で大好き大嫌いで真っ二つに割れた為、当時テレビが無駄に2台あった。
それもまた良し。

人間どこかでガス抜きしないと毒素が逆流して歯車も狂うってもの。
それは当然それぞれの価値観にあわせてね。
だからこそバラエティ製作者も演者(ここで言うタレント)も、たっぷり考えて重厚な番組を作っていって欲しい。
茶の間に媚びる必要は無いけれど
きっちり練った、重厚に下らないお茶の間向けの番組を。

僕が昔お芝居をしていた頃、1本のお話を作るのにこれでもかっちゅうくらい盛りだくさんに盛り込んで、気持ち悪いくらい考えて
んでちょっとの外し(休み所)を差し込んではじめて見る側が“普通に”見れると信じて作っていた。
“普通に”とは別な言葉で言うならば“安全に”“安心して”。
テレビ番組を作る時も多分、多かれ少なかれ例えば形は違えど何らかしら信念と考えをもって製作されているものと思う。
それはきっとテレビとバラエティの昔も今も同じだろう。

欽ちゃんは笑いを一旦ぶっ壊してバラバラに破壊して、それをバラエティという枠にはめ込んでお茶の間に提供していたとこの番組の裁判の中で語られていた。
方法論としてそれくらいの覚悟と思い切りがもの作りには必要な気がする。
常に視聴率という名の評価を気にしながらも片や常に破壊と構築を繰りかえす。
そこからお茶の間にとって「なくてはならない」バラエティ番組が生まれるのである。

良い物を造ろうと必死の必死で練り上げて完成したモノに対してはじめて
第三者が「あーだこーだ」と賛否両論言えるのだ。
軽く意見を言ってもらうには、やっぱり厚い努力が必要である。
本当にしょーもないもんには誰もモノを言わない気がする。
それはバラエティ番組であれ、雑貨であれ、何においても通ずる事だと思った。

昔のバラエティは凄かったな。
今のバラエティはこれで良いのかな。
そしてバラエティの未来は明るいのかな。
答えはお茶の間にあるだろう。

なんてそんな事を考えさせられた昨日のお昼前。
久々天気も良く掃除洗濯もはかどりまして毎度の事ながら外出。
銭湯に行きその後夜桜見物にと友人と井の頭公園へプラプラ出掛けました。
夕方からまた冷え込んだのと桜がまだまだ満開ではないのとで人の出も少なめでしたが
寒さもへったくれもありゃーせぬとばかりの若者達がジャンジャカ盛り上がっておりました。

もうじき閉店し『アトレ』に生まれ変わる『ロンロン』でお惣菜等とビールに焼酎を買い込み
公園の大きな池のほとりでこちらは小宴会。
暗くて桜が見えまシェーン!シェーン!カムバック!桜!カムバック!
って何じゃいそれ!
やっぱり花見は1週間早かった!
でも僕の花見は来週もあるぜよ!悪友共とのお花見が!
本格的花見の楽しみは来週に持ち越して、ブルブル震えつつとりあえずのお花見。

それにしても若者は元気です。
とにかく明るい。
公園へ来る前にパルコに行ったのですが、やっぱし若者は元気でした。
ファッションも素振りもわざとらしいくらい元気。
僕が若かりし頃はあそこまでPOPに爽やかに若くなかった。
少し腐った若者だったように思います。
周りの奴らもどこかギラギラして、はしゃぎっぷりも加減を知らず
なんちゅうかアングラチックっちゅうか、そんな若者だったように思い出され。
まあ、昔がどうといった問題じゃなく、周りがそんな人種だっただけなのかもしれませんが
今の若者を見ていてとっても爽やかで良いんじゃない?なんてオヤジチックに考えちゃった。
僕も年老いたか?なんつって。

今に触れて昔を見る、昔を振り返り今を認める、そしてこれからを見つめる。
良いんじゃねーの?そんな感じで。
桜は何も見えなかったけどねん。あははは。

そして今日。
昨日にも増して寒い今日。
いつものように朝起きてまずは最初にテレビをつける事から1日がはじまる。
『いいとも』『サンジャポ』『アッコにおまかせ』『東京マガジン』
『イッテQ』『おしゃれイズム』『ブラバラ』『ガキ使』
たくさんのバラエティと共に1日が暮れてゆく。

さてこれから『第40回高松宮記念G1』である。
毎度の事ながら負け戦に果敢に挑む訳だが、そこはほら、楽しみを買う訳で。
楽しみを買って勝って儲かったら万々歳くらいで丁度良いの。
そんでJRでチケットを取って銭湯行って買い物して帰ってテレビ見て今日は終わり。
明日の出張へとまた日常が繋がって行く訳。

生活も常に先を見据えて楽しみたいもの。
人生是バラエティなり。
だから真剣に挑まないとね。
なんつって。

めけめけ~。

写真。昨晩の何も見えない花見にて。
真っ暗闇にぼんやりおぼろげに月1つ。
暗いーっ!


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
あの頃は (まけいぬ)
2010-03-29 10:58:19
なんていうとオヤジの説教みたいですが

やっぱり作り手が真剣勝負だったよなー。

昨今は惰性なバラエティーと
バラエティー化する報道番組の連続で
訳分からん。

場所が換われスゴイのいっぱいいるよ
コスプレとか
イッテQ! (みぃ)
2010-03-29 12:41:50
うちの息子が今一番大好きな
バラエティ番組です~

イモトファンみたい(笑)

わたしは何気に宮川大輔好きなんで、
一緒に楽しんでます。

まけいぬさん。 (ばんぱく。)
2010-03-29 19:33:45
時代なんだろうな。
不景気だし。
でも製作側にゃそんな言い訳して欲しくないよな。
おもろくてスゲー企画に
常にチャレンジしていって欲しいものだな!

アキバ
原宿
パワー凄そう(笑)
みぃさん。 (ばんぱく。)
2010-03-29 19:56:21
イモトはじめて見たとき
なんじゃこの素人丸出しの子は!?
と思いましたが
ずっと見てたらこれがなかなかどうして!
頑張ってるし
あのベテラン的な風格が不思議な魅力です(笑)
宮川さんも面白い!
僕はあの中では森三中が捨てがたいす(笑)!

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