はやしんばんぱくの、めげてめけめけ、言論の不自由ブログ

全国各地へ飛び回り、めげてめけめけめげまくり、色々書いていましたが、ブログ終わりました。過去を読めばいい!サラバじゃ~!

毛「生きろ!」

2011年10月31日 22時39分59秒 | 動物王国
昨晩、出張から帰宅し
部屋着に着替えていたときのこと。
Tシャツを脱いだとき、肩にほくろ毛を見る。
大きめのほくろに長い立派な3本の毛が
意気揚々と生えていた。
僕にとっては昔からご存知の毎度お馴染みな光景である。
と言っても、永きに渡り同じほくろ毛が生えっぱなしというわけではない。
年に何度か
生えちゃ~育ち、抜け~を繰り返す毛根から伸びた今回のほくろ毛だ。
今回のはいったい何代目になるのだろうか。
数えているほど、僕は人生暇じゃないが
ほくろ毛の家系図は、まるで毛、自らの長さの様に
もう相当長く複雑に伸びて絡み合っていることだろう。

昔は、ほくろ毛に縁起の良し悪しをはかり
抜けたら運勢が変わるらしいぞ!なんつって
僕はほくろ毛を何となく守ったりしていた。
そんで実際抜けてしまった時など
どう人生変わっちまうのかと
結構ビクついたりしたものだ。
実際は何も変わりゃしなかった。
それは、良くも悪くもである。
当たり前だバカヤロー!
たかがほくろ毛に運命左右されてたまるかっちゅうの!
だいたいそんな迷信、オオボラ、嘘はっ百、誰が言ったんだか。
ほくろ毛抜くと運命変わる。
いつの間にやらそういう事になっていた。

そんな胡散臭いほくろ毛が3本
僕の左肩に生えている。
今じゃ抜きもしないが別段ほったらかしだ。

最近、僕の近辺悪くはない。
ただ、たいして良くもない。
些細な良い事を巨大な不安が飲み込んでゆく。
元気ではあるが、なんか重っ苦しい。
そんな日常の中
ほくろ毛の、そいつらの中の1本に
昨日僕はたいそう勇気づけられた。

長いそいつは、先端が白髪で根本は黒々していた。
まるで脱色か色染めした後1ヶ月くらい経った髪のような様相である。
その状態に違和感を感じた。
普通人間の身体的には逆だろ?
若さだか、体調良好状態か
黒々としていた髪が
老いか、くたびれてか
徐々に白髪になってゆくのだから。

しかし僕のほくろ毛は違う。
普通ではない。
もうダメだとくたびれきった白ほくろ毛が
何があったか知らないがいきなり途中から頑張りだしちゃって
まさに毛自体も途中からいきいきと黒くなっているのだ。
「燃え尽きたぜ」と真っ白になった矢吹ジョーに
いきなり生気がみなぎった!みたいな感じだ。
ほくろの毛根が「俺はまだまだイケるぜ!」と吠えているように見えた。
上半分白で下半分黒のほくろ毛に、ゾクゾクしていた。
ヒョロリ伸びたそいつから、野生味溢れたパワーと生命力を感じた。
ほくろ毛に噛みつかれた様な心境である。

そんなほくろ毛を見つめ
最近何だか良くない、良くないと言っている自分を恥じた。
まだまだ腐っちゃいられない。
白を黒く塗りつぶすのはまさにこれから。
良くも悪くも自分次第ならば
納得ゆくまで、自分の未来、自分の毛…いやいや手で
白黒はっきりさせようじゃないの。
何だか元気がわいてきた。

ほくろ毛は
抜かずとも自分の運勢を
変えてくれたりもする。

かもね。

めけめけ~。

写真。只今仕事帰り。
車内でほくろ毛生えてる側の肩を写メり。