はやしんばんぱくの、めげてめけめけ、言論の不自由ブログ

全国各地へ飛び回り、めげてめけめけめげまくり、色々書いていましたが、ブログ終わりました。過去を読めばいい!サラバじゃ~!

ヘンテコホテル。

2011年10月09日 17時38分33秒 | 出張中の日常シリーズ
冷える朝方に冷える岡谷の町を出て伊那市へと向かう。
どちらも長野県の町。
のどかで、とても良い町だ。

ただ岡谷の方は、町が衰退しきっており
僕がはじめてこの地を訪れた13年程前に比べても
見るからに過疎化が進んでいる。

そんな岡谷の某ホテルに昨晩宿泊した。
岡谷に泊まるのはこれがはじめてだ。
いつもはここらじゃ松本に泊まっているのだが
三連休ともあって2つもある松本の僕にとっての常宿はどちらも満室だった。
松本の2つの常宿は駅前のサウナ温泉付きホテルと例のドー○ーインである。
どちらもとてもお気に入りで、いつも交互に泊まっている。

今回の宿、岡谷の某ホテルは特にサウナや大浴場があるわけではない。
しかも某サイト楽○トラベルの評価がめっちゃ低かった。
しかし、事前に様々な予約サイトであちこちホテルを探したが
昨晩はここしか部屋の空きが無かった。
ボロいだの、こ汚いだの散々書かれていたホテルだが
まぁ松本よりも伊那市へ出るには便が良いし
野宿よりマシか、っちゅうわけで迷わず予約を入れさせていただいた。

このホテル、評判から予想していたよりはボロく無かった。
いや、もとい、確かにボロいんだけど
過去、それ以上にボロい数々の宿に泊まってきている僕にとったら
この某ホテルはかなり上等なものに映った。
これはボロいというよりも、老舗?
味がある域である。

チェックイン
電撃ネットワーク南部虎弾そっくりな爺さんと蛭子能収そっくりな若者が
フロント係りとして僕を出迎えてくれた。
会社へ注文書FAX送信を頼んだのだが
虎弾は異常に媚びを売る接客をし
蛭子さんは完全にボケきって立ち尽くしていた。
ちゃんと送信されているか心配になる。

そして内装
ホテル床中に敷き詰められたエンジ色の絨毯が高級感を無駄に演出していて良い。
ホテル内を流れるBGMは何故か昭和歌謡。
薄暗い灯りに照らされたロビーはかなり場末な…
いやいや、ノスタルジックなテイストが溢れていた。

バブルの落とし物的つくりのレストランには無駄にデカいバーカウンターとその後ろの壁は鏡張り。
特にお客も無く
雰囲気はギャング団に荒らされた西部劇のバーさながらである。
ギーギー鳴るバタフライ扉にWantedが似合いそう。
朝は朝食会場となっていた。
洋風なバーから魚と味噌汁の香りが漂う。

宿泊には禁煙の部屋を予約したのだが
禁煙フロアーの通路はスゲーたばこ臭かった。
全館喫煙だったのを時代の流れをくみ
無理くり一部禁煙にした感じがアリアリと伝わってくる。

部屋は普通。
たばこの香りもゼロ。
なかなか快適だった。
が、風呂の湯がぬるかったのと
備え付けのコップがちょー汚かったのが
いただけぬ点ではあった。

そんな微妙なホテルながらも比較的快適に過ごせ
今朝の目覚めも悪くはなかった。
朝風呂、ぬるま湯につかり
身仕度を整える。

部屋を出てチェックアウトしにフロントへ。
今朝は虎弾でも蛭子さんでもなく
フロントはNEWキャラの北村総一朗似ねおっさんだった。
多分虎弾と蛭子さんは遅番で、総一朗は早番なのだろう。

このホテル
宿泊費のお支払は先払いでなく
チェックアウト時というシステムとなっている。
1泊¥5460
ボロい割には取る方だ。
この手のホテルは¥4800~¥5000が相場な気がする。

キーを返却。
1万円札を出す。
総一朗が何やらまごついている。
「すみませんお客さん
10円玉切らしちゃって
60円持ってないですかねぇ」
と、総一朗。
はぁ?
なんですとー?
釣り銭の無いホテルのフロントなんてはじめてだ。
まぁ無いっちゅうんだから仕方ない。
必死に探して、5円玉も含めてなんとか60円を工面し
¥4600のお釣りを受け取りホテルを後にした。

ヘンテコなホテルだった。
まぁ宿無しになるよりマシ。
というより、結構楽しめた気もする。
ブログのネタにもなったしね。

伊那市、松本、篠ノ井と回り本日終了。
今夜の宿は長野駅近くのホテル。
ゆっくりと、くつろごう。

めけめけ~。

写真。飯田線。