北シャカシャカ。

先日、山梨長野群馬出張を終え
中2日おいて
今日から7日間北海道出張である。
釧路から入り、函館までを回る。

暑がりな僕の場合、着る服に困るこの時期
北海道のお天気はは如何なるものか
ひじょーに気になるところである。
事前に軽く調べてみたら
そりゃまぁ当然寒いようだ。
朝晩はかなり冷え込んでいるみたい。
にしても日中はポカポカ陽気となっているようで
つまりは結構過ごしやすいのかな
いつもの“半袖”でも。
なんて解釈し、ひとまず今朝、半袖Tで家を出た。

まだ暗い早朝、東京はひんやりだ。
空気が冷たくて気持ち良い。
僕は半袖で快適だが、みなさんはこれを、寒いと呼ぶのだろう。
僕の場合はこれを、涼しいと呼ぶ。

最寄り駅から羽田空港へ向けて電車に乗り込む。
半袖の人など誰1人いやしない。
そりゃそうだ。
そりゃそんな季節だもんな。
僕だってそう、カバンの中に“羽織るもの”をしのばせて出て来ているもの。
お気に入りのブルーのウインドブレーカー
通称“シャカシャカ”を。

いくらなんでも、やっぱりこの時期北海道で半Tはしんどいもの。
何がって精神的にだな。
おっさんも、いい歳になると周りの目なんぞ気にしたりもするのだ。
特に女子の目だな。
時にして女子は、一般から外れた異質なモノに対して
ひじょーに冷たい目線を投げ掛ける。
それどころか、平然と感情を口に出す。
みんながみんな、決してそうではないが
そういう女子もおられる。

気にし過ぎカモしれんが
おっさん全般は女子におびえたりする生き物なのだな。
おっさんてやつはナイーブなのだ。
肉体的には暑いけど、世間の目は冷ややかで
精神は冷たい対応に低温火傷しちまうのだ。

以前、同じような時期に
北海道の函館本線で
半袖だった僕は女子高生に指さされ笑われたのだ。
「ちょー半袖！」って。
あっちゃっちゃ～…笑わんとくれよ～
とか思いあたふたしたのを鮮明に覚えている。

怖い怖い
世間が、女子が
怖い怖い
なんて、言ってみたりして。
実はそれほど気にしちゃいない。
気にしなくなったと言うべきか。
んな小っちゃい事は本当どーでもいいのだ。
おっさんは考えなければいけない事が山の如しなのだ。
だいたい地球は温暖化である。
そりゃ半袖着る時期も自分次第で長引かせるわ。
っちゅう訳で半袖Tのまま釧路の地へと降り立った僕は震えた訳。
「寒っ！」と。

さすがにやっぱり北海道
更にやっぱり釧路だ
寒いっ！
でも建物や乗り物の中は
暑いっ！
昼にイオンでうどん食ったら汗がふきだし
外へ出たら汗、たちまち引いた。
なんとも複雑な環境である。

今日は1日、ちょいとひねくれて
頑なに半袖で通してみた。
お取引先さんで「寒くないかい？」と心配された程度で
後は特に何ら笑われたりとかは無かった。
いいや、あったのかもしれんが
そんな事はどうでも良いのだ。
僕にとっては過ごしやすい北海道のこのカラッと爽やかな気候が
肌にとっても清々しい。

今日から最終日まで
このままシャカシャカのウインドブレーカーを着ずに済んでしまうかもしれない。
それくらい、僕にとっては
気持ち良い空気
気持ち良い大地である。
肌にあう、とはまさにこの事だ。

とかなんとか言ってはみたものの
只今夜の帯広は
「寒っ！」
さっそくだが、バッグからウインドブレーカー出して
上半身でシャカシャカいわしたのだった。

めけめけ～。

写真。今朝、釧路空港着。