連れ合いとの気ままな写真日記
第22回土門拳文化賞奨励賞受賞 m
第26回土門拳文化賞奨励賞受賞」Y
何の未練もなく夏が
行ってしまいました。
今年は残暑など実感がなく・・
ちょっぴり心寂しい気がします。
おまけに秋雨前線が刺激されて
雨・雨・雨で・・台風18号もきています。
勢力が小さくても台風は台風、直撃すれば
それなりの風も吹きそうです。
我が家は日よけ覆いを外しました。
8月の終わりのころの奥飛騨のナナカマド
この時もうすでに秋が早いことを
植物は告げていたのですね。
葉の紅葉の前の実の赤さに
違和感を覚えるほどでした。
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奥飛騨で泊まった後、
安房峠の旧道を抜けて、
あちこち寄り道しながら
松本の郊外の老舗の宿で
夏の終わりを堪能した。
もうすぐ建ててから100年になるという
木造で、老朽化しているが
よく手入れがされて端正な宿だった。
決して派手ではなく、豪華ではなく
しかし客を迎える心配り、設えのさり気ない見事さ
品格を感じさせてくれる居心地の良さの中で
ゆったりとした時間を過ごすことができた。
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奥飛騨の夜は・・
灯りの下を外れると
真っ暗闇になります。
人が歩いてくるのも
ぼんやりとした闇の中からです。
これから神楽舞が始まるというのに
出番の少年はぽつねんと立っています。
体の半分は闇の中に溶けて・・
声を出そうにもそれさえ消えゆくようで・・
まわりを見渡せば・・
確かに少なからず人が屯しているのに
沈黙は少年の周りで深まるばかりでした。
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奥飛騨温泉に泊まった翌朝、
前日は曇天で小雨模様の時もあったが、
気持ちよく晴れて、青空が見えた。
山裾から盛んに霧が上がり、
やがて山の姿が見えるかと思われたが、
いつまでもこの霧は山にまとわりつくように
動いて、
錫杖岳のあの特徴的な峰は
結局見ることができなかった。
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知らないものも多いのに
なぜか懐かしい匂いがします。
良き日の「昭和」でしょうか。
アイスキャンデー売りの自転車が
なぜか可笑しい・・日の丸の旗の下に
「日の丸」と表示があり・・
どんなアイデアでキャンデーを
売っていたのやら・・と思っていたら
東京オリンピックのエンブレムが
なにやら大騒動になっていました。
白紙になったらなったで
すでにかかった費用など・・莫大で
庶民には、ああもったいないと
メロドラマではない喘ぎ声がでます。
ポスターの熱演の横の破れ障子が
痛ましい・・招き猫、これはもう
今も現役。この下にある千両箱
なんとか使えないものでしょうか・・
あはは・・どっとはらい
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久しぶりに奥飛騨で泊まった。
夜に近くで獅子舞をやるというので
出かけてみた。
浴衣姿の人たちが少しずつ集まってきて
臨時に作られたビールケースのイスなどに
腰かけて、始まるのを待っている。
暫くすると二頭の獅子が現れ、
笛太鼓に合わせて舞が始まった。
秋に地区の神社で奉納する舞の
練習と披露を兼ての舞だそうだ。
子供たちが懸命に舞ってくれた。
夜気はもう肌寒いほどだった。
Y
奥飛騨の温泉に行ったとき
玩具博物館があって
立ち寄ってみました。
あります。あります。
懐かしいもの・・古くて怖いもの・・
鉄人28号やアトムなどはお宝鑑定で
1O万円以上したような記憶です。
もうまったく手あたり次第に集めた
という感じで、ガラクタのようなものから
これは・・というようなものまで。
蒐集というようなことを趣味にすると
世界が違ってきますが・・はて
写真なども蒐集とまではいかないけれども
どこか精神的に似て非なるものが
あるのではないかしら・・と・・
ぐるっと思考を巡らせてみました。
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可笑しな事実が判明してから
すっかり輝きを失ってしまった
タイガーウッズ・・
晩年というにはまだ早いのに
後の人生を自分で汚してしまって
もったいない気がします。
雑然と咲き誇る高砂百合に囲まれて
遥かな青空に向けて
ナイスショットを放ってください・・
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六厩と書いてムマイと詠む。
荘川から清美に抜ける途中の地域。、
標高900m、東海地方随一の寒冷地で
冬には零下20度といった、驚くべき
数値が気象のニュースになる。
久しぶりに通りかかって、車を降りてみると
確かに涼しい。風が吹くと寒いくらい。
家を出るときの蒸し暑さが嘘のようだ。
夏でこの気温だから、冬寒いのもむべなるべし。
辺りはススキが穂を出し、オオハンゴンソウが
咲き乱れていた。
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