フォトリーフつれづれ

連れ合いとの気ままな写真日記
第22回土門拳文化賞奨励賞受賞 m 
第26回土門拳文化賞奨励賞受賞」Y

薪能の夜

2018-08-11 | 日記






その日は、怪しい松明がこの暑さの中で
ゆらゆらと蠢き・・いっそう不思議な夜を
演出していました。
どうやら、Yの弟のお嫁さんは能役者 味方玄の
追っかけをするほど彼の演技に惚れ込んでいるようです。
今回その人が「くるす桜」の東常縁の霊を
演じるというのだから・・いっそう熱が入るのは尚更です。
面の表情の異様さ不思議さはよく理解していましたが
その面の奥に当然あるはずの瞳の存在を知り得たのは
今回の体験の凄さでした。
かぶりつきの真ん前の席に向かって
観客を飲み込むのかと思うほどに着物を広げ
舞い唄う様は・・初めて観る私にも確かに
この人には・・今・・あやかしの霊がついているのだと
感じずにはいられませんでした。
能とはこのようなものなのかと・・土蜘蛛の大胆な舞台とともに
能の一夜を堪能しました。

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2 コメント

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Unknown (ゆりえ)
2018-08-12 06:03:14
ありがとうございます! 芸の善し悪しなんてわからないのですが、あの非日常の感じ、ちがう時間のなかにひきこまれる感じが、わたしにとってはほんと、癒しです。
また懲りずにお付き合いくださいね。
返信する
能の醍醐味 (m,Y)
2018-08-12 10:21:11
こちらこそありがとうございました。ゆりえさんの
お陰で能という非日常の世界の一端を垣間見ることができました。いい時間を過ごすことができました。またお付き合いください。
返信する

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