時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

空也十番勝負7 ~風に訊け~

2022-09-15 | 読書
七番勝負は
新たな武者修行者の登場で幕を開ける
老爺、愛鷹と共に
旅を続けるひとりの武芸者
安芸広島藩
浅野家重臣
佐伯家の次男・彦次郎
間宮一刀流の達人でもある
彦次郎は
江戸を訪れた折り
自ら同様に命を賭して
武者修行の旅を続ける
坂崎空也の存在を知る
己と空也は
いつの日か相まみえると確信し
旅を続けるが…

一方
異国での戦いを終えた空也は
船に乗りこみ
数年にわたった修行の地である
西国をはなれる
下船したのは長州萩
ここが新たな修行の地となった
稽古の場を求め
萩の道場を訪れた空也は
ひょんなことから藩主派
家老派による
萩藩の対立に巻き込まれるが
家老派と
自らの因縁を知り
藩主派に力を貸すことになる
金も力もない
藩主派の同年代の仲間たちと共に
家老派を倒すため
策略を巡らせる空也たちは
目的を達することができるのか!?

十六歳から
四年を過ごした西国をついに離れ
新たな武者修行者が登場するなど
空也の新たな冒険が始まり
驚きに満ちた七番勝負の行方は…



今回も
我慢して読みました
意地と惰性…

ここにきて
佐伯彦次郎などと言う
若者を
登場させたのか
分からない
この若者
安芸広島藩
浅野家重臣
佐伯家の次男
それはいいとしても
伴作なる小者と
千代丸と言う
鷹を連れての
武者修行
しかも
村正もたせてる

金銭をかけた
道場破りをしながら
武者修行?
これを
武者修行と
言っていいのか?
いや
駄目だろう

単に
世間知らずの
わがままな次男坊が
己を過信して
自己満足を満たすための
気ままな旅としか
思えない!

佐伯泰英氏は
彦次郎と
薬丸新蔵を
9番10番勝負の
対戦相手として
描く展開と
σ(^_^;)
予想はしていますが
個人的には
彦次郎と空也を
武者修行と言う土俵で
勝負させてはいけないと思う
願わくば
彦次郎は
新蔵と対決して
けちょんけちょんにされて
1頁1行でも早く
ストーリー上から
退場させて頂きたい!
彦次郎と空也が
勝負する場面は
空也が勝つのは当然だけれど
読みたくない!
空也の
修業も終わろうとしている段階で
彦次郎…
気分悪

そうそう
今回
空也は
長州藩毛利家の
江戸で藩政の枢機に参画した当役と藩地にあって財政や民政に当たった当職(とうしよく)
要は
萩藩当主・毛利大膳大夫斉房に忠誠を尽くす派と
国家老派のいざこざに
巻き込まれると言うか
自ら
巻き込まれます
かつて
父磐音が
豊後関前藩の
藩政改革派と守旧派の
いざこざの二番煎じ
さして
面白味も新鮮味もなく
よって
特執すべきこともなく… 

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