時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

太陽に灼かれて

2011-07-29 | 舞台/役者
モスクワ郊外の美しい村
ロシア革命の英雄コトフ大佐は
若く美しい妻マルーシャ
娘ナージャと共に
平和な日々を送っていた

ある夏の日
彼らの前に一人の男が現れる
男の名はミーチャ

彼は
マルーシャの幼馴染であり
将来を約束した恋人だった
彼の突然の生還を歓迎するムードのなか
コトフとマルーシャは
彼の存在を不気味に感じている

そんな中
ミーチャは
自分が姿を消した真相を
まだ幼いナージに語り始めた…


一見
幸せそうな家族に
ひとりの男が波紋を落とす
その波紋が
破滅へ向かう空気感をまとい
一家を
ロシアを飲呑み込んでいく

かつて
幸福の中心にいたミーチャが
不協和音となって
姿を現す

その因果と申しますか宿命が
悲しいですね

何が真実で何が偽りだったのか
ミーチャのラストシーン
彼は何故
あの結末を自ら選んだのか…
彼の真意(本心)が
掴めない

コトフ大佐が
マルーシャを見初めるまでの経緯とか
と言うより
大佐の真意もイマイチ…

パンフレット買わなかったので
全体的に
何が何だか分からないまま
幕が下りてしまった感じです

ただ
ロシア帝国の末路を象徴するように
ひとつの家族が
滅んで行ったのだけは分かった

2006年の舞台「魔界転生」以来の
舞台出演と言う成宮寛貴さんでしが
良いですね~

水野美紀さんはこの後
舞台「ゲゲゲの女房」の出演が決まっております

お二人共
今後も
舞台での活躍を期待しております