時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

SUPER 8/スーパーエイト 25

2011-07-03 | 映画
僕達はひとりじゃない
1979年夏
保安官の父と暮らす14歳の少年ジョー・ラムは
突然の事故で母親を亡くし
心に深い悲しみを抱えていた

3ヶ月後のある夜
親友チャールズ・カズニックの8ミリ映画を手伝うため
夜中にこっそり家を抜け出し
仲間たちの所へ向かうジョー
仲間の中には
密かに想いを寄せる
アリス・デイナードの姿もあった



アリスが親に内緒で運転してきた車に乗り込み
駅に到着した6人の少年達
列車の通過に合わせて撮影を始めると
突然
車が突っ込み大事故が発生してしまう
あたり一面が炎に包まれ
轟音が鳴り響く中
取り残された8ミリカメラが写したものは
貨物コンテナの中から
強大な力で外へと出ようとする‘何か’だった


              
                     
ほどなくして
事故現場に到着した軍の回収部隊は
落ちていた8ミリフィルムの空箱を発見し
極秘情報が
何者かに目撃されたと知り大捜索を開始する

現場から逃げ帰った少年たちは
絶対誰にも言わないことを約束するが
彼らの周りでは
不可解な事件が起きはじめる
突然の停電
町中の犬が姿を消し
車のエンジンだけが消え
9人が行方不明



平穏な町の姿が変わり始めた
一体何が起こっているのか
事故現場から持ち帰った
白い謎のキューブが不思議な動きを始め
全てを目撃した少年たちは
真実を探しに行くことを決断
そこには
想像を超える未知の出逢いと
永遠に忘れられない経験があった

              「CINEMA TOPICS ONLINE」より引用


              
どことなく
「未知との遭遇」と
「E.T.」を彷彿させる映画だなぁ~
と思いながら見ていたら
後半に登場した「何か」の顔が
E.T.のキャラクターそのものだったから
なんか笑った

実際
監督のJ・J・エイブラムス曰く
時代設定は1979年であり
スピルバーグがアンブリンで1970~1980年代に監督した
『未知との遭遇』や『E.T.』といったSF映画に対する
オマージュないしはトリビュート的な作品であるという

と述べているそうです



エリア51に
長い間隔離されていた‘何か’
その存在に
あらゆる‘負’の感情を植えつけたのは
紛れもない人間自身

そんな‘何か’の
憎しみを解き放ったのも
また人間



母親を不慮の事故で失った少年・ジョーが
辛いときもあるさ!思い通りにならないことも…
と‘何か’に語りかけるあたり
‘らしい’よ…
地球外生物に対する感情が
一貫している気がする

例え
生命の根源が違えども
理解しあえる



「スカイライン 征服」で描かれた
地球外生物に対する感覚と
真逆の展開でした

σ(^_^;)としては
こっちの作品の方が見ていて
嫌な気はしない(当り前だけど)

友情・恋・夢・冒険
父と息子or父と娘の絆
思いやりの心・未知との遭遇
希望と旅たち
そして
無限の力を秘めた子供たち
古き良き時代
ノスタルジックな雰囲気

スピルバーグの映画には欠かせない
要素が満載の映画でした

劇中撮影されていた
チャールズ監督のゾンビ映画なんですけど
エンドロールで流れます
映画祭に出品してその結果はどうだった?
賞貰えたのかな?